ニコロ・ブレガ(Aruba.it Racing – ドゥカティ)は、ホームラウンドとなったミサノで思わぬアクシデントに見舞われ、日曜のティソ・スーパーポールレースで転倒。レース2では2位表彰台を獲得したものの、チャンピオンシップのリードはわずか9ポイントにまで縮まった。

ブレガは今大会を迎えた時点でランキング首位を31ポイント差で独走していたが、トプラック・ラズガットリオグル(ROKiT BMW モトラッド WorldSBK チーム)の猛追に直面。スーパーポールレースでは、アクシル・バッサーニとのターン1での接触により無念のリタイアを喫し、12ポイントを失う結果となった。さらに、レース1とレース2ではともに2位で計10ポイントを加えたものの、トプラックに3連勝を許し、総合ポイント差は一気に9ポイントへと縮小された。

ニコロ・ブレガ

「アップダウンの激しい週末でした。常に高いレベルを維持するのが難しかったです。トプラックは非常に強かったですし、自分はずっと完璧なフィーリングではなかったので、どうすれば改善できるかを見つけていく必要があります。今朝のスーパーポールレースでバッサーニにぶつけられて転倒した後は、レース2でも厳しい展開になりました。」

「ここ数戦、ポイント運があまり良くないです。今日はクラッシュで12ポイントを失いましたし、アッセンでも37ポイントを落としました。今後のシーズン終盤は厳しいものになるかもしれませんが、それでも前を向いてポジティブでいる必要があります。フィーリングがいいときもあれば、そうでないときもあるので、その原因を理解して解決していきたいです。」

「ドニントンではリードを守るのが難しいかもしれませんが、モストはトプラックが得意とするサーキットの一つにもかかわらず、自分はそこで勝ったことがあります。常にベストを尽くします。もしドニントンで挽回できなければ、その次のラウンドでポイントを取り返します。」