シーズンベストの週末に満足

ニコロ・ブレガは、今週末のパフォーマンスについて「シーズンベストの週末だった」と振り返った。優勝を目指したものの、ライバルのトプラック・ラズガットリオグルが強さを見せ、フロントのフィーリングに苦しんだことで、思うような走りができなかったという。結果的に2位となったが、「今日はこの結果がベスト」と自信を見せた。

今年のルーキーシーズンを振り返り、チャンピオンシップ2位で戦えたことを誇りに思い、「1年目でこのレベルに到達できたのは、自分たちの実力の証明」と語った。また、WSSPからステップアップし、多くの強豪が揃う中で表彰台を獲得できたことを「素晴らしい」と評価。特に開幕戦のオーストラリアでの初優勝を「今年のハイライト」として挙げ、「全ての週末で表彰台に立てたことが重要だった」とシーズンを総括した。

ニコロ・ブレガ

素晴らしい週末で、シーズンベストの週末だったと言えるかもしれません。今日は優勝したかったんですが、トプラック・ラズガットリオグルが非常に強く、自分はフロントに苦戦していましたので、昨日のように100%の状況でライディングが出来ませんでした。フィーリングが今日は完璧ではなく、トプラックは昨日よりも強かったこともあって、2位になってしまったんです。とは言え今日はこの結果がベストでした。このルーキーシーズンは素晴らしい内容でしたし、今後も忘れることはないでしょう。」

「今週末は初めてトプラックに対してアドバンテージを発揮することが出来た週末でした。今まではトプラックに常が上回っていました。ただ、今日のレース2は彼のほうがスピードがありました。ルーキーシーズンとなった今年、すでにチャンピオンシップ2位で戦えたことは本当に誇らしいです。1年目でこれだけのレベルを発揮出来たことは、自分達のレベルがすでに非常に高いことを証明しているからです。」

「多くのチャンピオンたちがこのクラスには揃っていますし、様々なカテゴリーからのライダーがいます。そうした中でWSSPからステップアップしてきて状況も違う中で、多くの表彰台を獲得出来たことは素晴らしいですね。」

「今シーズンのハイライトはやはり開幕戦のオーストラリアのレース1ですね。このクラスでの初優勝でしたし、心に残る瞬間でした。今年は多くのことがありましたが、重要なことはすべての週末でしっかり表彰台を獲得出来たことです。新しいバイクで走るサーキットで結果を残せるか不安でしたからね。」

「今年はタイヤセーブの仕方をしっかりと学ぶことが出来ました。スーパーバイクの場合はパワーから来るタイヤの摩耗が大きいですし、電子制御もありますから、タイヤのセーブについて学習しました。今までレースをしてきたバイクではタイヤセーブについて考えることはありませんでしたから。」

「来年もトプラック・ラズガットリオグルがメインライバルであることには変わりませんが、自分は今年多くを学習しましたし、来年はさらに強くなって戻ってこれると思っています。」

(Photo courtesy of Ducati)