バレンシアの難解なレイアウトに苦戦
ニコロ・ブレガはバレンシアのテクニカルなレイアウトに翻弄され、マシンを思うように操れずにいる。フロントのフィーリングに自信が持てず、タイヤの選択に関係なくラップタイムが大きく変わらない現状は、マシンの限界を見出せていないことの証左。とはいえ、24番手に沈んだ一日にも前向きな面を見出し、明日こそ状況を打開する手応えを探していく構えだ。

フロントの不安とタイヤ選択
「このサーキットをMotoGPマシンで走るのは簡単じゃなくて、特定のセクションではまだ苦戦しています。バレンシアは非常にテクニカルで、コーナー同士が密接に繋がっています。フロントのフィーリングに自信が持てないと、バイクをうまく曲げるのが難しくなるんです。ソフトタイヤを含め、タイヤの性能を最大限に引き出せていないのも課題ですね。ラップタイムがどのコンパウンドでもほぼ変わらないということは、まだ限界を見つけられていない証拠です。ただ、全体としてはポジティブな一日だったし、明日は前進できるように取り組むつもりです。
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。