カワサキ・レーシング・チーム(KRT)は2025年からはBimotaとの共同チームとなるBbKRT(Bimota by Kawasaki Racing Team)でFIM スーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦を開始する。チームが使用するのは、Bimotaの伝統に則り、フレームはBimota、エンジンはカワサキとなる「KB998」だ。(※Bimotaのバイクは歴史的に使用したエンジンメーカーの頭文字を先頭に、BimotaのBがその後ろにつくシリース名となる。HB、YB、SB、KB、DB、BBシリーズなどが有名)

ぱっと見ではフレーム、スイングアームが完全にBimotaオリジナルのフレームになっていることが目に付くが、外装でも大きなウイングレットが装備されていることが確認出来る。まずは両ライダーの走行結果、そのコメントに注目していきたい。

新チームは2025年シーズンテストが開始される10/22にヘレスで実走行を開始する。この新型マシンは、ビモータとのパートナーシップのもとで誕生。カワサキのエンジンを搭載し、ビモータが設計・製造したシャーシを採用している。ビモータブランドの世界的な発展の一環としての共同プロジェクトであり、4.428kmのヘレス・サーキットで初走行する新型マシンの公開に対する期待感は、レースファンの間で高まっている。

チームマネージャー ギム・ロダ

「もちろん、ここに至るまでの舞台裏では多くの作業がありました。新しいバイクを発表し、初めての公の場での走行テストを行う前夜を迎えるまで、たくさんの準備を進めてきました。アレックス・ロウズとアクセル・バッサーニの両ライダー、そして彼らを支えるピットクルーとサポートスタッフがいることで、我々は新型マシンのテストとデータ収集に専念できるようになりました。BWOとFIMが定めるテスト制限ルールの範囲内で、明日から冬にかけてテストを続けていく予定です。」

「このバイクは非常に新しく、我々の全力の取り組みが必要です。この魅力的なプロジェクトに参加できることに興奮しており、新しいビモータ製レーシングマシンを早期にトップパフォーマンスへ導く責任を負うことを光栄に思っています。すでに全てのソーシャルメディアアカウントを更新したので、ファンの皆さんにもBbKRTをフォローし、このエキサイティングな旅を一緒に楽しんでいただければと思います。」

(Photo courtesy of BbKRT)

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