マレーシアGPの決勝レースはレース直後にミラー、ビンダー、ファビオ・クアルタラロが接触してレッドフラッグとなった。その後リスタートされたレースでは、フランチェスコ・バニャイアとホルヘ・マルティンの激しいバトルが展開され、フランチェスコ・バニャイアが圧巻の走りで優勝。マルティンがしっかりと2位を獲得した。マルク・マルケスは3位獲得かと思われたが転倒。3位はエネア・バスティアニーニとなった。
これでフランチェスコ・バニャイアとホルヘ・マルティンのポイント差は24ポイントとなり、ホルヘ・マルティンはもし最終戦のスプリントレースで優勝すればチャンピオンシップ優勝が決定する。なお、最終戦はエネア・バスティアニーニのパルクフェルメでのインタビューから、バルセロナだと思われる。
4位にアレックス・マルケス、5位ペドロ・アコスタ、6位ファビオ・クアルタラロ、7位マーべリック・ビニャーレス、8位アレックス・リンス、9位マルコ・ベッツェッキ、10位アウグスト・フェルナンデスとなった。
優勝フランチェスコ・バニャイア
「今日のホルヘもアグレッシブでしたが、彼もまた自分の後ろで完走しなければいけないことを理解していたでしょうね。自分達のペースは本当に速かったですが、自分は日曜のほうがスピードが発揮出来ますね。自分の課題として土曜日になぜ同様に走行出来ないのか理解する必要があります。これでシーズン10勝で素晴らしい結果です。土曜日の改善が必要ですね。」
2位ホルヘ・マルティン
「ペッコがこのチャレンジを本当に難しくしてくれますね。優勝したかったですしレースをリードしたいと思っていました。ペッコは非常にアグレッシブでしたが、彼の作戦も理解出来ます。自分も同じでしたからね。最初の数周は素晴らしいバトルでしたが、彼に抜かれてからは追いつくのは難しかったですね。最後はプレッシャーをかけましたが、転倒しそうになったので2位で終えることにしました。最終戦は大きな挑戦になりますが、楽しみですね。」
3位エネア・バスティアニーニ
「また3位を獲得しましたけど、昨日のような内容で、コーナーエントリーで戦闘力が無い状況でした。こういう状況では無理を出来ません。嬉しいですが、100%満足出来るような内容ではありませんでした。バルセロナでの最終戦でのレースが待ち遠しいですね。エミリア・ロマーニャも同様の災害に苦しみましたから苦しみはわかっていますから、このレースをバレンシアの皆さんに捧げます。」
マレーシアGP 決勝GP
順位 | ゼッケン | ライダー名 | メーカー | タイム |
1位 | 1 | フランチェスコ・バニャイア | DUCATI | 38’04.563 |
2位 | 89 | ホルヘ・マルティン | DUCATI | 38’07.704 |
3位 | 23 | エネア・バスティアニーニ | DUCATI | 38’15.047 |
4位 | 73 | アレックス・マルケス | DUCATI | 38’16.793 |
5位 | 31 | ペドロ・アコスタ | GASGAS | 38’18.262 |
6位 | 20 | ファビオ・クアルタラロ | YAMAHA | 38’20.808 |
7位 | 12 | マーべリック・ビニャーレス | APRILIA | 38’24.010 |
8位 | 42 | アレックス・リンス | YAMAHA | 38’25.174 |
9位 | 72 | マルコ・ベッツェッキ | DUCATI | 38’26.557 |
10位 | 37 | アウグスト・フェルナンデス | GASGAS | 38’26.737 |
11位 | 5 | ヨハン・ザルコ | HONDA | 38’30.188 |
12位 | 93 | マルク・マルケス | DUCATI | 38’31.839 |
13位 | 41 | アレイシ・エスパルガロ | APRILIA | 38’32.167 |
14位 | 21 | フランコ・モルビデッリ | DUCATI | 38’32.512 |
15位 | 10 | ルカ・マリーニ | HONDA | 38’33.401 |
16位 | 25 | ラウル・フェルナンデス | APRILIA | 38’43.410 |
17位 | 29 | アンドレア・イアンノーネ | DUCATI | 38’52.162 |
18位 | 32 | ロレンソ・サヴァドーリ | APRILIA | 38’53.519 |