好きなトラックだしレイアウトもいい

フランチェスコ・バニャイアは、アルゼンチンGPを前に冷静な分析と確かな意欲を語った。タイGPについては「すべてコントロール下にあったが、想定どおりに機能しなかった部分もあった」と振り返りつつ、レース中の改善が表彰台獲得に繋がったことを評価。しかし「表彰台だけが目的ではなかった」と語り、アルゼンチンではタイでのミスを繰り返さず、状況をしっかりと理解しながら進めたいと意気込みを示した。

フランチェスコ・バニャイア

「状況を考えるとタイは良い週末だったと思います。すべてコントロール下にありましたが想定どおりに機能しなかった部分もありました。レースウィークの中で改善が出来ましたし、表彰台のみで終わるのは目的ではなかったものの、状況を考えると悪くなかったでしょう。アルゼンチンではこのトラックの状況にしっかりと対応していく必要があるでしょう。しっかりと状況を理解して、タイで間違ってしまったことを繰り返さずに進めていきたいです。」

「アルゼンチンでは前回2位走行中に転倒しており、その前は何らかのミスを予選、決勝でしてしまっています。トラック自体は好きですしレイアウトも好きです。ライディングスタイルに合っているんですけどね。今週末はマルケス兄弟だけでなく、他のDucati、アプリリア、KTMも強いでしょう。トラックは路面の改善を続けて日曜に至るわけですから、しっかりとそこにアダプトしていく必要があります。」

「タイGPでは事前テストで終わらなかった内容をFP1で試していたんです。それもあってしっかりとレースに向けて準備を進めることが出来ていたライバルと戦える状況にはありませんでした。努力はしましたが、優勝争いに絡むことは出来ませんでした。マレーシアのテストではタイムアタックをしっかりと出来る余裕があったんです。」

「ただ、優勝を狙えない時はしっかり結果を持ち帰ることの重要性を昨年は学習しましたので、最高の結果は3位でした。2位も狙えたかもしれませんが、アレックスに接近することは出来ませんでした。」

(Photo courtesy of michelin)