路面変化に苦戦も好感触

ルカ・マリーニは、濡れた路面から乾きかけたトリッキーな状況を最大限に活用。2025年仕様のRC213Vへの理解を深め、終盤にはドライタイヤでのタイムアタックに挑戦。最終ラップではフロントからの転倒寸前となるも15番手タイム(2分04秒964)を記録。トップ10入りまで0.5秒差に迫った。

ルカ・マリーニ

「ウェットではバイクのフィーリングがとても良かったです。新しいアスファルトはまだ馴染んでいないところがあって、ストレートでホイールスピンが少し出ましたが、雨が止んでからはかなり改善しました。バンプ処理やグリップの面でも良い仕事をしてくれたと思います。ドライタイヤに履き替えたのが少し早すぎたかもしれません。タイヤの温度をうまく上げられず、そこで時間をロスしました。最後のラップではフロントを失いかけてしまったので、もう少しでトップ10に届いたかもしれません。Q1はいつも通り接戦になるでしょうし、ザルコやビンダーといった速いライダーもいます。」

(Photo courtesy of HRC)