5月28日(水)ミサノテスト2日目、アルヴァロ・バウティスタのチームメイトであるニコロ・ブレガ(Aruba.it Racing – Ducati)がトップタイムを記録した。ブレガは2日目のみの参加ながら、1分32秒093のラップで全ライダーを圧倒。もしこのタイムが公式セッションで出ていれば、現行のミサノのラップレコード(1分32秒320)を0.227秒更新する破格の記録だった。
今季好調を維持しているブレガは、直前のモスト戦レース2でトプラック・ラズガットリオグル(ROKiT BMW Motorrad WorldSBK Team)とのバトルを制して優勝し、ポイントリードを31に広げている。次戦はそのトプラックが昨年三連勝を達成した因縁のミサノ。テストで更なる進化を見せたブレガが、その差をさらに広げるか注目が集まる。

ニコロ・ブレガ
「正直、今日は難しい一日でした。朝からいくつか問題があって、その多くは解決しましたが、まだ100%自信を持てないコーナーもあります。それでも速く走れているので嬉しいですが、もっと改善したいですね。スピード自体ではなく、バイクに乗っているときのフィーリングの問題です。今はバイクに対して90%満足しています。路面温度が上がりすぎなければ、1分31秒台に入れると思います。」
万全でない状態でも記録更新寸前の速さを見せたブレガ。タイトル争いがさらに白熱する中、次戦ミサノでの直接対決に大きな期待がかかる。