2025年MotoGP世界選手権第8戦、アラゴンGPがアルカニス郊外のモーターランド・アラゴンで開催される。ホンダHRCカストロールは、負傷中のルカ・マリーニが欠場する中、ジョアン・ミルが単独でチームを代表して参戦する。モーターランド・アラゴンは2010年にカレンダー入りして以降、数々の激戦を生んできた。ホンダ勢は2011年以降、プレミアクラスで7勝を挙げている相性の良いサーキットだ。
ミルにとってもアラゴンは好相性の舞台で、これまでに2度の表彰台を獲得し、出場した全レースでポイントを獲得している。前戦シルバーストーンでは改善の兆しを見せたが、さらなる前進を目指してRC213Vを仕上げる構えだ。ミルは週末のレースに加え、月曜に実施されるポストレーステストにも参加予定。これはテストチームの作業内容を本番仕様で確認する貴重な機会となる。一方、マリーニは日本でのテスト中に負った負傷からの回復を継続している。

ジョアン・ミル
「まずはルカの回復を心から願っています。シルバーストーンではまだ改善すべき点があることが見えましたが、レース距離を走ってポイントも取れたのは良かったと思います。ただし、アラゴンではもっと良い結果が求められます。過去にもいい走りができたサーキットですし、今年のマシンはかなりレベルアップしています。もう一歩前進できると期待しています。月曜のテストも、テストチームが取り組んできた内容を再確認する良いチャンスになります。」
(Photo courtesy of HRC)