久々のスピードに手応え
レースを振り返りポジティブな内容が多かったと語るクアルタラロは、久しぶりにマシンの速さを実感できたことに満足感を示し、その流れを維持していきたいと前向きな姿勢を見せた。ロングランでも高いスピードを確認できた点に手応えを感じており、予選でのスピードがレース本番でも発揮できる兆しが出てきたと述べた。一方でアラゴンのレイアウトは好みではなく、昨年は後方でのレースを強いられたが、ヤマハにとって苦戦する要素が揃うこのサーキットで好結果を得られれば、今後にもつながると期待を寄せている。

ファビオ・クアルタラロ
「レース終了から2時間程度経ってからは週末の内容をポジティブに振り返ることができました。ここまでバイクが速いと感じられたのは久しぶりでしたから、そのポジティブさを引き継いで行きたいと思っています。ロングランでもスピードがあったのはポジティブなことでした。今まで予選はスピードがあってもレースで苦戦することがありましたからね。」
「アラゴンはなぜかレイアウト面でスピードが発揮できずあまり好きなサーキットではありません。重要なことは異なるトラックでスピードを発揮できていることです。昨年はこのトラックで完全に後方でレースをしていました。低いグリップ、長いストレートというヤマハにとって苦戦するポイントが揃っていますから、このトラックで良いレースが出来るのなら、この先のトラックでも良いレースができると思います。」
「昨年は予選でも決勝でもスピードがありませんでした。しかし今は予選ではスピードがあります。現状はリアタイヤの温度に課題を抱えています。スプリントレースであってもリアタイヤのオーバーヒートで苦戦をしている状況です。ロングレースにおいてさらに改善を進めていきたいと思っています。」
(Photo courtesy of michelin)