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ハンガリーGP 3位マルコ・ベッツェッキ「今日の結果に関しては満足している」MotoGP2025

予選で巻き返したベッツェッキ、決勝は冷静な判断で3位獲得

金曜日に多くの問題を抱えた中、土曜の予選でQ1から1列目を確保したマルコ・ベッツェッキは、決勝で持ち前の冷静さを発揮。序盤に先頭を走行しながらも、終盤はタイヤの摩耗に苦しみマルク・マルケスやペドロ・アコスタに抜かれたが、攻めすぎずに3位を守る判断を選んだ。オーストリアと比較してペース不足を認めつつも、マシンの仕上がりと終盤の課題に向き合う姿勢を見せ、表彰台獲得に満足感を示した。マルクとの接触についても冷静に振り返り、自身の走り方とアプローチの違いを分析。今後は終盤の強さを高めるためにエンジニアと連携し、さらなる進化を目指す。

「金曜の問題から一転、予選で流れを掴んだ」

「金曜は多くの問題がありましたが、良い土曜日にすることができました。Q1から1列目を獲得できました。今日のペースはあまり良くなかったので、表彰台を狙う意味では予選位置が重要でした。オーストリアに比べるとスピードがなかったと思います。今日の結果については満足していますし、文句は言えませんね。」

マルクとの接触は大きな問題ではなかった

「ターン1ではマルクがブレーキをリリースするのがわかりました。あのコーナーはタイトなので自分は立ち上がりに集中していました。自分が前にいる状況でラインを閉じましたが、ターン2でスローになってしまったんです。マルクとはコーナーへのアプローチ方法が異なっていたんですよね。自分はエントリーでさらに減速して立ち上がりを重視していましたが、マルクはよりコーナースピードを高める走りをしていました。これは彼に抜かれた後に後ろから観察してわかったことです。確かに接触はありましたが、自分にとっては大きな問題はありませんでしたね。」

終盤のタイヤマネジメントと3位表彰台の判断

「自分は後半になってタイヤ左側が終わってしまっていました。ピットボードを見てマルクがフランキーを抜いたのがわかった時、彼が簡単に追いついてくるだろうと思っていました。数周彼とバトルをしましたが、彼のほうがペースがあるとわかっていました。正直ペドロに抜かれるとは思っていませんでしたが、抜かれてみると彼のほうが明らかに強いペースでしたね。今日は3位を獲得して満足することにしたわけです。」

オーストリアとの違い、理想の週末を模索

「オーストリアと比較して外部から見ると今回のレースも終盤に失速したように見えるでしょう。ただ、オーストリアではさらにレースをコントロールできていました。終盤に問題がおきたことで抜かれてしまったんですが、今回は十分なペースがありませんでした。今回も7周程度リードできていましたが、これは完全に予想外でした。フロントにいる時はプッシュしすぎないようにしていましたが、未だに完璧と言える週末を探しています。全体がしっかりと満足いく形になっていないと、土曜日に予選もしつつバイクのセットアップに意識を使うことになります。マルクの強さは常に完璧なタイミングでスピードを発揮しており準備ができていることです。タイムアタックに集中するときにはその環境を整えているんです。今週末はペドロに関しても素晴らしいペースでしたね。」

エンジニアとの連携で終盤の強化を目指す

「今後メンタル面では引き続き今までと同じように努力して作業を続けていきたいと思っています。バイクに関してはすでに高いレベルにありますが、Ducati、KTMも素晴らしい作業を続けています。いくつかのトラックでは差ができてしまう部分もあるでしょうから、そういった部分を埋められるようにプッシュしていきます。エンジニアと共にレース終盤の強さを改善していこうと思っています。」

チャンピオンシップ争いよりも来季を見据える姿勢

「チャンピオンシップで3位を獲得できたら素晴らしいですが、今はそこまで考えていません。もちろん家に帰ったらスタンディングを見るわけですが、それよりもバイクのベースを良くして来年に挑むことを考えています。今シーズンは非常に良い走行ができていますし、今のメインのフォーカスはこの好調さを維持していくことですね。」

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