スプリント優勝のマルク、弟アレックスの転倒に言及
カタルーニャGPのスプリントレースで優勝したマルク・マルケスは、アレックスがリードしていた中での転倒を惜しみつつも、翌日のレースで再び彼にチャンスが巡ると語る。マルク自身も同じターンで転倒寸前に陥りながらも、左肘で支えて立て直した場面を明かし、極限の走行だったことをにじませた。また、ターン10ではファビオ・クアルタラロとの激しい接触があり、接触の原因について自らのブレーキ操作を振り返った。滑りやすい路面と繊細なバイクバランスの変化に対応しながら、マルケスはチームメイトであり弟でもあるアレックスの速さに賛辞を送った。
極限の走行とアレックスへの賛辞
「今日はアレックスが速くて彼が転倒したのは残念でした。ただ、明日はまた彼にとってチャンスがあるでしょう。今日は2位でアレックスを追っていましたが彼のほうが速かったですね。小さなミスで彼は転倒してしまいましたが、その翌周に自分もフロントから転倒するところでした。左肘で支えることで転倒を避けることが出来ました。」
クアルタラロとの接触を振り返る
「ターン10では序盤にファビオ・クアルタラロと激しいバトルでしたね。自分がブレーキをリリースしたかはわかりませんが、こうした操作が接触を招いてしまいました。ターン12ではファビオが再度アタックしてきました。これはレースですしファビオは素晴らしい才能ですよね。」
難所ターン10の攻略と転倒リスク
「ターン10は滑りやすくて自分も少しペースを落として慎重に走行していました。自分の場合はリアが先にグリップが落ちるとフロントでバイクを止めるのが難しくなるので転倒に繋がります。フロントがロックしやすくなってしまうんですよね。アレックスは高いレベルを示していましたからこれが重要です。」
コース特性とマシンバランスの変化
「ここは奇妙なサーキットで、昨年もスプリントでペッコがターン5でスローダウンの際に、今回はアレックス、自分もスローダウンしてターン10で転倒しかけました。これはバイクバランスが変わったことが原因でしたし、スローダウンしたほうがいいと皆言いますが、0.3秒落としたところでMotoGPライダーは限界走行していることには変わりないんです。」
アレックスへの期待と週末の展望
「明日はタフなレースになるでしょうが、アレックスが強みを発揮するでしょう。FP1から彼が最速の1人ですから。」