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カタルーニャGP スプリントレースでマルク・マルケスが優勝 スプリント優勝は14回目

モンスターエナジー・カタルーニャGPのスプリントレースは、ドラマチックな結末を迎えた。最終盤までリードを保っていたアレックス・マルケス(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)が残り4周で痛恨の転倒。これにより、兄マルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ・チーム)がトップに浮上し、今季14勝目のスプリント勝利を飾った。2位にはファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)、3位にはファビオ・ディ・ジャンアントニオ(プルタミナ・エンデューロVR46レーシングチーム)が続いた。

白熱のオープニングラップ

ホールショットを決めたのはアレックス・マルケス。ターン1では、クアルタラロ、マルク・マルケス、ペドロ・アコスタ(レッドブルKTMファクトリーレーシング)が並んで突入。アウト側のマルクに対し、クアルタラロがインを突いて2番手に浮上し、アレックスに食らいつく。

ターン10ではマルクがインからクアルタラロに仕掛けるも、ファビオ・クアルタラロが粘ってポジションを守る。ターン12ではアコスタも加わり、マルクをオーバーテイク。しかしクアルタラロのスリップストリームを利用したマルクが再び先行、アコスタを抑えた。

レースが落ち着くと、アレックス・マルケスは0.5秒差でトップを維持し、マルクとクアルタラロがその後方を追う。アコスタはディ・ジャンアントニオに抜かれ、さらにブラッド・ビンダーとエネア・バスティアニーニのKTM勢に迫られる展開に。

レース終盤、アレックス転倒

6周目時点でマルクはクアルタラロを引き離し、単独2番手に浮上。しかし、トップを走るアレックスとの差は1.3秒。しかし、9周目のターン10で悲劇が発生。アレックス・マルケスがフロントから転倒。確実視された勝利が一瞬にして消え去り、兄マルクに首位となった。

マルク・マルケス、14度目のスプリント勝利

最終ラップに入る時点で、マルクのリードは1.298秒。そこから逆転を許すことなく、そのままチェッカー。今季スプリント14勝目を記録した。2位には安定した走りを見せたクアルタラロ、3位にはKTM勢とのバトルを制したディ・ジャンアントニオが入った。

土曜のポイント獲得ライダー

4位にはアコスタが滑り込み、バスティアニーニとビンダーが僅か0.075秒差でそれに続いた。ヨハン・ザルコ(CASTROLホンダLCR)は7位でフィニッシュし、ルカ・マリーニ(ホンダHRCキャストロール)を0.3秒差で退けた。ルーキーの小椋藍(トラックハウスMotoGPチーム)は9位に入り、最後のポイントを獲得した。

Ducatiがコンストラクターズチャンピオンシップを決める

今回の結果を受けてDucatiが7戦残した状態でコンストラクターズチャンピオンシップを獲得した。

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