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カタルーニャGP 10位ホルヘ・マルティン「予選と決勝で別のセッティングが必要になっている」MotoGP2025

決勝でのパフォーマンスには手応えを感じている一方で、予選ではブレーキング性能が裏目に出る難しさを語るホルヘ・マルティン。アプリリアのマシンはブレーキが強力な反面、他のセクションでスピードを犠牲にしており、トータルでのラップタイムに課題を抱えている。予選と決勝で異なるセッティングが求められる中、旋回性や安定性の向上を図るべきだとし、9月15日のミサノテストではタイムアタックに注力する考えを明かした。このテストを通じて予選力を引き上げ、全戦でトップ争いができる体制を整えることを目指す。

予選と決勝で異なるセッティングの必要性

「現時点では予選と決勝では別々のセッティングを作る必要があります。決勝用のセッティングは良いんですが、この仕様では予選でブレーキングに無理が利かず、すべてが難しくなってしまいます。バイクの旋回性を高めたり、ブレーキング時の安定性を高めたりする必要があると思っていて、1周のためのものとして予選用のセッティングを用意し、決勝では通常のマシンで走れば良いのではないかと考えています。」

アプリリアのブレーキング性能とその課題

「アプリリアのブレーキングは非常に強いと感じています。もしかすると、強すぎるかもしれません。オーバーテイクはできますが、他の区間でスピードを失っています。常にバランスが必要で、妥協点を探らなければなりません。」

ブレーキングの強さとラップタイムへの影響

「確かにブレーキングは非常に遅くまで我慢できますが、別のコーナーではタイムを失うこともあります。その点を理解していく必要があります。ブレーキングの強さを失わずに、他の部分を改善して、より競争力を高めたいと思っています。」

フロント荷重とトラクションのバランス

「アプリリアのマシンは、フロントに強く荷重をかけることができますが、やり過ぎるとトラクションを失ってしまいます。スロットルの初期応答があまり良くなく、スピンしやすい傾向にあります。ですので、強くブレーキをかけた後は、スムーズにリリースし、そこから少しずつスロットルを開けるようにしなければなりません。すべてを攻撃的に行うと、以前のドゥカティのようにはいきません。そうなると、すべてが非常に難しくなってしまいます。今は安定性に重点を置き、スムーズさを追求する必要があります。」

ミサノテストへの意気込み

「これは単なる適応のプロセスだと思います。9月15日のミサノテストは、自分にとって非常に重要になります。タイムアタックに重点を置いて取り組む予定です。ここを改善できれば、すべてのレースでトップ5、トップ6を争えるようになると考えていますから。」

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