スタート直後の苦戦と粘り強い追撃
マルコ・ベッツェッキは序盤のスタートで加速を失い、多くのライダーに先行を許したが、そこから粘り強く追撃を開始した。ルカ・マリーニとのバトルでタイムを失いながらも突破口を見出し、ラウルを追う決断を下すと、フェルミンとの激しい攻防に突入。アグレッシブかつフェアな勝負の末、最後までプッシュを続けたことで表彰台圏内を守り切った。チームの働きに満足を示しつつも、スタートの原因不明の不調に警戒を示し、翌日のメインレースへの修正を誓った。
フェルミンとの攻防を振り返るコメント
「正直あそこでのアタックを予定したわけではありませんが、あそこしかアタックのチャンスはありませんでした。アグレッシブではありましたが、フェアな内容だったと思います。フェルミンはターン8でスピードがあって自分はセクター2で接近は出来ました。ターン11、ターン12では彼がインに入ってきましたが、なんとかドアを閉めることが出来ました。彼にオーバーテイクされると思っていたんですが、追撃が来なかったので最後までプッシュしました。」
ルカとのバトルとレース展開
「ルカ・マリーニと走る中でかなりタイムを失いました。最後に彼を抜いて前に出ることが出来た時にラウルを追うことを決めてプッシュしていきました。フェルミンははるか前にいたので2位を獲得しようとプッシュしていました。しかしプッシュしている中で段々とフェルミンが接近してきたので、諦めずに最後まで攻め続けました。」
スタートの問題と不安要素
「スタートの問題はよくわかりません。ミスをしていたのかもしれません。不思議な感覚がありましたがトルクを感じませんでした。すぐにフェルミンなど多くのライダーに抜かれてしまったんです。明日に向けてチェックが必要です。」
チームへの信頼とメインイベントへの意気込み
「チームの作業は常に最高ですが、こうしたパフォーマンスを発揮することが出来て嬉しいです。メインイベントは明日ですから、明日にしっかりと挑みたいです。」