序盤の好スタートとバトルによるリズムの乱れ
ファビオ・ディ・ジャンアントニオは、今季最高とも言えるスタートを切ったことで序盤から積極的に前に出たものの、ラウル・フェルナンデスとのバトルに時間を費やしすぎたことでリズムを崩し、思い描いた勝負展開には持ち込めなかったと振り返った。序盤の立ち上がりには手応えを感じつつも、スタートの安定性とバトル中のタイムロスが課題として浮き彫りになった週末だったようだ。

バトルによるタイムロスへの言及
「また表彰台を獲得できて嬉しいですがもっとリズムは良かったと思いますね。スタートは今回非常に良かったですね。今シーズンはスタートがコンスタントではないんですが、今回はスタートの後にポジションをしっかりと改善しようとプッシュしました。アレックスとペドロと戦いたいと思っていたんですが、ラウルとバトルする中でタイムをかなり失いました。とは言え良いバトルができたと思います。」
Ducatiのスタートシステムへの言及
「Ducatiのバイクはスタート時のシステムをしっかりとセッティングする必要があるんですが、これをしっかりと設定できないとコンスタントにスタートできません。今回は今季ベストと言えるスタートができましたが、引き続き改善していきます。」
優勝争いが叶わなかった理由
「今日はラウルとのバトルでかなり時間をつかってしまったので、その後さらに優勝争いに絡むほどに追い上げが出来ませんでした。フロントタイヤの温度もかなり上昇してしまっていたので、リズムを掴むのに少し待つ必要がありました。いずれにしても良いレースが出来たと思います。決勝に関してはしっかりと楽しみたいですから、スタートもしっかり決めたいですね。」
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。