ダカール・ラリー2026【ステージ8】ベナバイズがダカール連勝で総合首位に浮上、カネットも健闘の7位

レッドブルKTMファクトリーレーシングのルシアーノ・ベナバイズがダカールラリー2026で2日連続となるステージ勝利を飾り、ついに総合首位に浮上した。第8ステージでは、チームメイトのダニエル・サンダースを4分50秒上回る圧巻の走りを見せ、総合タイムでもわずか10秒差でサンダースを逆転した。エドガー・カネットも堅実なパフォーマンスを見せ、難易度の高いルートで7位に入った。

この日のステージは、ワディ・アド・ダワジルを起点とするループ構成で、483kmの計時区間を含む総距離721km。砂丘、砂地、テクニカルな峡谷セクションを織り交ぜた複雑なリズムの中で、ナビゲーション力と集中力が試されるタフな一日となった。

前日の勝者として最初にスタートしたベナバイズは、全483kmの計時区間を通じて終始先頭をキープ。ステージ終盤にかけてペースを徐々に上げ、ボーナスタイムを7分28秒獲得。最終的にはサンダースに約5分の差をつけてトップタイムを記録した。

ルシアーノ・ベナバイズ

「今日は本当にいい走りができたと感じています。一日中プッシュして、バイクのフィーリングもとても良かったです。こういった高速ステージではロードブックの読み取りがしやすく、判断もしっかりできるので自分には合っていると思います。終盤は風が強くてルートが見えず、ナビゲーションは非常に難しかったですが、それでも良い一日になりましたし、たくさんのボーナスタイムも獲得できました。ラリーのトップに立てたのは最高の気分ですが、まだ先は長いので、明日も集中していきます」

サンダースは4番手スタートから追い上げを図り、ライバルのリッキー・ブラベックと終始接戦。結果的にはブラベックに12秒差をつけてゴールし、総合2位をキープした。

ダニエル・サンダース

「今日は非常に高速なステージで、ナビゲーションも比較的シンプルだったので、前を走るライダーとの差を詰めるのはかなり難しかったです。スタートが4番手だった分、小さなミスでもタイムを詰める余地がなく、前のライダーがミスしない限り差を縮められませんでした。終盤の強風ではバイクがあおられ、視界も悪く、かなりタフな状況でした。それでも無事にステージを終えることができたのは収穫です。残りのステージに向けて再調整していきます」

ラリーGPルーキーのエドガー・カネットは、序盤でナビゲーションミスがあったものの、大きなタイムロスなく立て直し、総合7位でステージを終えた。

エドガー・カネット

「ステージ8が終わりましたが、本当に長くて過酷な一日でした。ルシアーノが自分の前を走っていましたが、10秒差でスタートしたにもかかわらず、一日中姿を見ることはありませんでした。400km以上、完全に単独走行でした。その後ダニエルが追いついてきて、一緒にフィニッシュしました。今日は長い仕事になりましたが、無事にゴールできたので満足しています。明日のステージ9に向けて集中していきます」

ステージ9 ワディ・アド・ダワジル → ビバーク・レフュージュ(マラソンステージ)

明日からは大会2度目のマラソンステージが始まる。ワディ・アド・ダワジルから出発し、総距離541kmのうち418kmが計時区間となる。外部サポートが禁止される中、選手たちはビバーク・レフュージュで星空の下、孤独な一夜を過ごすことになる。翌日はビシャへと続く行程でチームとの再合流を予定している。