
ホンダHRCは、2026年モトクロス世界選手権に向けてPETRONAS Lubricants International(PLI)をタイトルスポンサーに迎え、「ホンダHRC PETRONAS」として新シーズンに臨む。ルーベン・フェルナンデス、トム・ヴィアーレ、ジェフリー・ハーリングス(以上MXGP)、そしてヴァレリオ・ラタ(MX2)の4名体制で、チームの輝かしい歴史に新たな1ページを刻みにいく。
オフシーズンは新加入ライダーの適応、新スポンサーとの連携など、多忙を極めた。全20戦で争われる過酷なシリーズは、アルゼンチン開幕からオーストラリア最終戦まで世界を転戦し、欧州各国や南アフリカも訪れる。スピードと安定性が成功の鍵を握る。
グランプリ史上最多勝を誇るハーリングスは、通算記録の更新と6度目の世界タイトル獲得を狙う。1月1日の加入以降、精力的にテストと走り込みを重ね、3月7〜8日のアルゼンチン・バリローチェ開幕戦へ向けて仕上げに入る。
ヴィアーレは2度のMX2王者。アメリカでスーパークロスタイトルも獲得し、欧州へ復帰した。キャリア初の450ccマシン、そしてホンダ機への挑戦となる。フェルナンデスは2025年MXGPランキング4位。安定感と随所に見せたスピードを武器に、今季は常時トップ争いを目標とする。MX2ではラタが単独エントリー。昨季最終戦オーストラリアで初表彰台を獲得し、2年目の今季はさらなる飛躍を狙う。開幕まで残された時間はわずか。ホンダHRC PETRONASは、万全の準備を整え南米へ向かう。
ルーベン・フェルナンデス
「とても良いプレシーズンを過ごすことができましたし、アルゼンチンでシーズンを始めるのが本当に楽しみです。最初の2戦はスペイン語圏なので、自分にとってはプラス材料になります。昨年は安定していましたが、思ったほど表彰台に立てませんでした。今年はトップ3を明確な目標にして、もう一段階前進したいです」
トム・ヴィアーレ
「ヨーロッパ復帰は変化ではありますが、大きな違いというほどではありません。すぐに感覚を取り戻せました。バイクはまったく新しいですが、11月から乗り込み、多くの作業を重ねて満足できるレベルに到達しています。ただし、テストとGPレースは別物です。本当の挑戦はそこにあります。それでも自分の力を信じていますし、大排気量マシンで実力を示す準備はできています」
ジェフリー・ハーリングス
「新しいバイク、新しいチームに慣れる必要があり、非常に忙しいプレシーズンでした。1月1日以降、多くのトレーニングを積み、マシンも自分の求める方向へ大きく前進しました。アルゼンチンに向けてさらに仕上げていきます。変化は多いですが、この挑戦を楽しんでいますし、モチベーションは非常に高いです」
ヴァレリオ・ラタ
「フィジカルもコンディションも良好で、シーズン開幕が待ち遠しいです。昨年は全戦を戦い抜くこと自体が大きな挑戦でしたが、多くを学びました。今年は世界20戦を戦う準備がより整っています。経験豊富なチームメイトと一緒に走ることも大きな助けになっています。アルゼンチンが本当に楽しみです」
マーカス・ペレイラ・デ・フレイタス(HRCゼネラルマネージャー/MXGP)
「今年のホンダHRC PETRONASのラインアップは、我々の目指すレベルを明確に示しています。ジェフリーやトムのように複数回の世界王者を擁する体制は、モトクロス界だけでなくモータースポーツ全体においても高い存在感を持ちます。あとはそれをレースで証明するだけです。生産的な準備期間を経て、4人全員が最高レベルで戦う準備が整っています」
ジャコモ・ガリボルディ(チームHRC チームマネージャー)
「今季の体制には大きな期待を抱いています。4人全員がレース優勝を狙える実力を持っています。すぐに結果が出るとは限りませんが、シーズンが進むごとに確実に強くなると信じています。チームマネージャーとしても、一人のファンとしても、この戦いを見届けるのが楽しみです」
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近DucatiモンスターS4Rに乗り換えました。