ディクソンが負傷離脱 長島哲太が単独でテスト完了 ホンダHRCに試練の開幕前 FIM スーパーバイク世界選手権(SBK)

ホンダHRCは、フィリップアイランドで実施された2日間のオフィシャルテストを終了した。しかし2日目、ジェイク・ディクソンがクラッシュにより負傷し、厳しい状況で開幕戦を迎えることとなった。

2026年WorldSBK開幕戦を今週末に控える中、ファクトリーチームは2月16日と17日のテストで有意義な走行を目指していた。初日は順調に進み、ディクソンが61周、長島哲太が73周を走行。両者ともセッションごとにパフォーマンスを向上させた。ドライコンディションと好天を最大限に活用し、ルーキーのディクソンはCBR1000RR-Rをこの高速サーキットと自身のライディングスタイルに適応させる作業を進めた。

しかし2日目は一転。セッション開始からわずか数分後、ディクソンがターン11でクラッシュ。直ちにメディカルセンターへ搬送され、左手首の骨折と肘の打撲と診断された。メルボルンの病院でさらなる検査を受けているが、今週末の開幕戦を欠場することは確実となった。

長島は火曜、単独で作業を継続。64周を走破し、開幕戦に向けた貴重なデータを収集した。レースは2月21日と22日に開催される。

フィリップアイランドは全長4.445km、12コーナーを有する高速レイアウトで、WorldSBK屈指の特徴的なサーキットとして知られる。週末のスケジュールは金曜フリー走行、土曜レース1、日曜スーパーポールレースとレース2が予定されている。

長島哲太

「全体的に見て、非常にポジティブなテストでした。さまざまなセッティングを試すことができ、段階的に理解を深めることができました。セッションごとにフィーリングが向上していったことは重要です。電子制御を含め、総合的なセットアップ面でまだ改善すべき点は明確ですが、フィリップアイランドに向けた有望なベースセッティングを見つけられたのは前向きな材料です。」

「このコースは冬季テストを行ったヨーロッパのサーキットとは大きく異なり、WorldSBKの中でも特にユニークなトラックだと思います。テストライダーとしては多くのことを試してベースを構築することに重点を置きますが、レースではより限界に近づく必要があります。最後のセッションでは少しペースを上げてみて、感触は良好でした。今週末はさらに良い走りができると思います。最後に、ジェイク・ディクソンの一日も早い回復を願っています。」