ブラジルGP プラクティスでヨハン・ザルコが最速タイムを記録 トプラック・ラズガットリオグルはQ2へ進出 MotoGP2026

ザルコ最速、マルク・マルケスに先行 ラズガットリオグルがQ2進出決定の好発進

ブラジルGPのMotoGPプラクティスは不安定な天候に大きく左右され、初日から波乱の展開となった。CASTROLホンダLCRのヨハン・ザルコがトップタイムを記録し、ドゥカティ・レノボ・チームのマルク・マルケス、そしてプリマ・プラマック・ヤマハMotoGPのトプラック・ラズガットリオグルがトップ3に入った。一方、タイGPウイナーのマルコ・ベッツェッキは金曜20番手に沈み、Q1行きとなった。

雨の影響が大きく、難コンディションでの攻防

セッション開始時はドライだったが、雨の接近が予想される中、序盤からスリックタイヤでのタイムアタックが繰り広げられた。路面には湿った箇所や小雨があり、コンディションは極めて難しかった。

開始直後、ターン4でブラッド・ビンダーが転倒。さらにジャック・ミラーと地元ブラジルのディオゴ・モレイラも同じコーナーでクラッシュを喫したが、本格的な豪雨はまだ到来していなかった。

序盤はホルヘ・マルティンとマルク・マルケスがタイムシート上位を争ったが、ザルコが1分21秒257を記録してトップに浮上。開始30分の時点ではトップ10争いが激化し、その中で最も印象的な走りを見せたのがルーキーのラズガットリオグルだった。ザルコとマルケスに続く3番手に浮上し、マルティンやランキング首位ペドロ・アコスタを上回ったところで、ついに雨が強まった。

残り約30分で本格的な雨がゴイアニアのアウトドローモ・インテルナシオナル・アイルトン・セナに降り出し、タイム更新はほぼ不可能となった。この影響を最も受けた一人がベッツェッキで、降雨時点で20番手に位置していた。

終盤、雨が弱まるとベッツェッキは真っ先にコースへ復帰し、スリックタイヤでトップ10入りを狙った。しかし改善は見込めず、ターン10進入でコースアウトした後ピットへ戻り、そのままセッションを終えた。タイGPで2度の表彰台を獲得したラウル・フェルナンデスも同様に苦戦し、20番手以下に沈む結果となった。

金曜トップ10 Q2直接進出組

トップ3はザルコ、マルク・マルケス、ラズガットリオグル。これにマルティンとアコスタが続き、6番手にアレックス・マルケスが入った。

7番手にはファビオ・クアルタラロが入り、ヤマハ勢として2台目のトップ10入りを果たした。8番手にはフェルミン・アルデゲルが入り、プレシーズンテスト未実施、さらに松葉杖が必要な状態にもかかわらず難コンディションでドゥカティをトップ10に押し込む圧巻の走りを見せた。

2025年ルーキー・オブ・ザ・イヤーはそのままQ2進出を決め、9番手フランチェスコ・バニャイア、10番手の小椋藍までがポールポジション争いへ直接進出を果たした。

ブラジルGPはこの後、スプリントへ

混合コンディションとなった初日は、今季2度目のティソ・スプリントに向けて絶好の前哨戦となった。予選やスプリントでも天候が大きく影響する見込みで、ブラジルGPは引き続き目が離せない展開となる。