アプリリアは日本GPにおいて新品エンジンを使用してレースを行ったようだが、アレイシ・エスパルガロ、アンドレア・イアンノーネの両ライダーがエンジントラブルに見舞われている。アレイシ・エスパルガロは予選を9位で通過したものの決勝では15位、アンドレア・イアンノーネは最後尾スタートながらエンジントラブルによって8周目のターン11で転倒してリタイアとなった。

タイではアレイシ・エスパルガロが電制の問題でリタイアとなっており、これでタイに続いてアプリリアは2連続でマシン側の問題でリタイアとなった。これに関して元フェラーリF1のスポーツディレクター、現在はアプリリア・レーシングCEOを務めるマッシモ・リヴォラが語る。

アプリリアレーシングCEO マッシモ・リヴォラ

「スタートは良かったものの、アレイシのペースが今朝のウォームアップほど良くなかったことから、彼のバイクに問題があるとすぐ感じました。アンドレアはエンジントラブルで転倒、アレイシについても問題はエンジンだったわけです。2人が使用したのは新しく下ろしたエンジンでした。これらのエンジンを完全に分解して問題を徹底的に洗い出す必要がありますし、このエンジンがこの次のレースで使用可能かどうかも確認が必要です。」

「現行エンジンを来季使用することはありませんが、今シーズンを出来る限り最高の形で終える必要があります。アレイシのパフォーマンスは上向いているわけですから結果に結びつけたいですよね。最近は常にQ2に進出出来ていますが、彼を完走させられないことが腹立たしいですし、アプリリアのポテンシャルをフルに発揮出来ていません。」

「アプリリアはピアジオという巨大グループの1つですからMotoGP予算を増やす事は可能ですが、そのためにはピアジオグループから信頼を勝ち得ないといけません。問題があってパフォーマンスが出ていないということは、家に帰って寝ることは出来ないということです。我々はミスをしたんですから、それを解決出来るかどうかは我々次第です。」

(Source: Aprilia)

(Photo courtesy of michelin)