LCRホンダのルチオ・チェッキネロは、KTMから移籍してくるポル・エスパルガロについては、ホルヘ・ロレンソのように苦戦しないはずと語る。
トラリスフレームとアルミフレームの違い、WPとオーリンズの違いなどはあれど、KTMはホンダに似たアグレッシブなライディングが求められるバイクであること、さほどスムーズではないエンジン特性などがその理由だと言う。
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ポルはホンダへの乗り換えでさほど苦労しない
ルチオ・チェッキネロ
「ポル・エスパルガロは素晴らしいライダーですが、ホンダでは経験を積む必要があります。アレックス・マルケスはシーズン序盤からスピードを発揮するかもしれませんし、ポル・エスパルガロはシーズン後半からホンダ内でもスピードを発揮してくる可能性があります。」
「ポル・エスパルガロはKTMという、ホンダのバイクに特性が似たバイクからの乗り換えです。ホルヘ・ロレンソのように苦戦しないと思います。KTMもホンダも乗りこなしは難しく、エンジンもけしてスムーズとは言えないバイクです。ロレンソほどにホンダへの適合に苦戦しないでしょう。」
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「ホンダもKTMもバイクを力づくでねじ伏せて乗る必要があるバイクですが、ポル・エスパルガロはすでにKTMでそうしたライディングを続けていますから、彼にとって大きな障害にはならないはずです。」
マルク・マルケスがスピードを取り戻すには時間がかかる
「マルク・マルケスがどの時期で復活するかわかりませんが、彼はレーシングスピードに体を慣らし、MotoGPバイクを操る体力を取り戻すのに時間はかかるでしょう。MotoGPバイクに長い間乗らないでいると、体力、筋力なども落ちていきますからね。」
「1周のペースに関しては問題ないかもしれませんが、体力が必要とされるレースでは苦戦するでしょうね。彼が今年チャンピオンシップ争いが出来るかどうかを判断するのには、時間がかかると思います。」
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アレックス、中上はカタールテストで忙しくなる
「HRCはカタールに向けて数多くのアイテムを持ち込みます。アレックス・マルケスと中上 貴晶のテストプログラムは非常にタイトです。HRCのエンジニアは中上のことを高く評価しています。彼はホンダのバイクを深く理解していますし、何よりも同じ言語で会話が出来ますからね。」
「今年我々が使用するバイクは完全な2021年のファクトリースペックです。今までは昨年のファクトリーバイクを使用するのが一般的でしたが、今年はHRCは2021年型のバイクのみを準備しています。もちろんエンジンは昨年同様ですが、それ以外のパーツは多くが新しくなっています。これらはレギュレーションの開発凍結に縛られないフレーム、エンジンの外部パーツなどですね。」
（Source: LCRホンダ）
（Photo courtesy of LCRホンダ, HRC）