ファビオ・クアルタラロはオランダGPで完璧な優勝を達成。腕に少し問題を抱えていたため、ペースを抑えて走行したとのことだが、序盤Ducatiの強みを活かして抜かせまいとするフランセスコ・バグナイアを鮮やかに抜き去ると、その後は後続とのペースの違いを見せつけた。チームメイトのマーべリック・ビニャーレスが苦悩を続ける中、キャリア最高の瞬間だと語る。[adchord]
トップパフォーマンスを発揮出来ている
ファビオ・クアルタラロ
「非常にタフなレースでした。腕上がりではないんですが、もう少し後ろ側が痛みました。休暇はしっかりと体を休めることが出来るので待ち遠しいですね。夏休み明けに最高の形で戻ってきたいですね。アッセンで25ポイントを獲得して夏休みに突入するのは完璧だと思います。」
「Ducatiはそもそも抜くのが難しいバイクですが、今回のフランセスコ・バグナイアは本当にオーバーテイクが難しかったですね。セクター1で接近は出来ましたが、ターン6ではまるでロケットの用に加速していって、あっという間に20mほどの差が出来てしまう状況でした。」
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「ターン12では彼を追い抜こうとする中で接触してしまいました。250km/hで出ている箇所なので危なかったですね。でもそれでセクター4で彼にアタックしようと考えを決めました。オーバーテイクは妙な形になってしまって、あそこでオーバーテイク出来たのは予想外でした。」
「今日は正直もう少し早く走行出来ました。でもバイクのフィーリングがあまり良くありませんでしたし、落ち着いてペースを維持しようと思っていました。それにマーべリックとは4秒の差がありましたからね。」
「しかし大きなミスを2度ほどしてしまい、ギャップが縮まったので、もう少しプッシュしてギャップを維持したんです。ターン12、ターン6では何度か危ない場面がありました。いい画が撮れてるといいですけどね(笑)」
「ヘレスは腕上がり、バルセロナはレザースーツの問題がありました。でもそれを除けば、今がキャリアで最高の瞬間でしょう。ザクセンリンクではバイクが機能していない中で3位でした。トップパフォーマンスを発揮出来ている何よりの証です。この調子で行きたいですね。」
(Photo courtesy of michelin)