もしかしたらスローダウンせよとチームオーダーが出るかと思われたエネア・バスティアニーニだが、チャンピオンシップ争いの可能性がゼロではない限りプッシュしていくと語っていた通り、エネア・バスティアニーニはレース全体に渡ってペッコに激しいプレッシャーをかけ続け、最後まで優勝にこだわる姿勢を見せた。今回もピットボードでペッコの状況は理解していたが、それに関して自分の走りにはなったく影響を及ぼさなかったと語る。[adchord]
次はチャンピオンシップ3位を狙っていく
エネア・バスティアニーニ
「スタートは悪くありませんでした。序盤にホルヘ・マルティンに追いつくのは不可能でした。これを見てチャンスだと思ってペッコの前に出ました。タイヤをしっかりとマネージしようとしていましたが、タイヤ右側がコース中盤でスピードを発揮するには厳しくなってきました。」
「立ち上がりが悪くなってしまったこともあって、ペッコにオーバーテイクされてしまったんです。最終ラップに再びアタックすることは叶いませんでした。」
「最終ラップはかなり厳しくなってしまってコース終盤で彼に追いつくのは難しかったです。ターン9では彼をインから抜こうと思ったんですが、不可能だったのでアウトからアタックしたんです。」
「次はバレンシアですからペッコはさらに速いでしょう。自分はチャンピオンシップ3位を狙っていきます。ピットボードは見ていましたし、ペッコの状況、もちろんDucatiにとって重要なことがチャンピオンシップ優勝だということもわかっています。でも、それは自分の走りにとって何ら影響はありませんでしたし、今日は優勝を狙っていました。」
(Photo courtesy of Gresni Racing)