日曜日に開催されたFIM スーパーバイク世界選手権(SBK)最終戦、スーパーポールレースではまだ濡れている路面にスリックタイヤというギャンブルを成功させてアルヴァロ・バウティスタは14位から追い上げて優勝。
レース2ではジョナサン・レイと優勝争いを展開。7周目のターン1でジョナサン・レイをパスしたものの、ジョナサン・レイとの差を広げることは出来なかった。その後はバウティスタが逃げる展開のままレースが進行していたが、赤旗が出たことで2022年シーズンのレースはこれで終了となった。
なお、今週末のレース結果を受けて、Ducatiがコンストラクターズタイトルを獲得しており、Aruba.itはチームタイトルも獲得、アルヴァロ・バウティスタがすでに決めているライダーズタイトルと合わせて、DucatiはFIM スーパーバイク世界選手権(SBK)で3冠を達成、MotoGPと合わせると実に6冠、市販車ベース、プロトタイプベースで争われる2つの最高峰クラスのロードレースを完全制覇した形だ。[adchord]
来シーズンに向けてしっかりと準備をしたい
アルヴァロ・バウティスタ
「スーパーポールはギャンブルでしたが、ああいったギャンブルをするには年を取りすぎてますね。今回失うものは何もなかったので賭けに出たんですが、次回はスリックを履くべきか否かもう少し考える必要があるでしょうね。序盤はクレイジーでしたけど、MotoGP時代からよく知るサーキットですから、こういった天候ならすぐに路面が乾くことはわかっていました。」
「序盤は多くのライダーに抜かれてしまいましたが、あれはどうすることも出来ませんでしたね。コースが完走してくると調子が出てきましたが、中々スムーズに追い上げが出来ませんでした。何度か危ない場面もありましたけど、最終的に位はギャンブルがうまくいって嬉しいですね。キャリアの中でも最高のレースの1つになりました。」
「レース2も早く乾き出すだろうと思っていましたが、バイクと共にレースを楽しみました。今日は全て順調でしたから、序盤からプッシュすることが出来ましたね。序盤は順位を落としてしまったんですが、その後トップに立つことが出来てよかったです。走行する中でペースを作り上げていきましたから、そういう意味では最終的なペースは悪くなかったでしょう。」[adchord]
「最後の2周はジョナサンとのバトルを予想していましたが、残念ながら赤旗で中断になってしまいました。素晴らしいシーズンを締めくくる上では最高の形になったと思います。本当にハッピーですが、来シーズンに向けてもしっかりと準備を進めたいですね。」
(Photo courtesy of Ducati)