バレンシアで開催されている2024年のプレシーズンテスト。ミシュランのピエロ・タラマッソによると、今回のテストには通常のタイヤと同時に、2024年、2025年に使用する予定のタイヤを持ち込んでいるという。なお、2025年に持ち込むタイヤはタイヤ自体の素材、高さ、幅も異なっており、指定空気圧は1.7barと非常に低いものだという。
3種類の新タイヤを持ち込んでいる
ピエロ・タラマッソ
「今回のテストではソフト、ミディアム、ハードのレースで使用したタイヤを持ち込んでいます。ただ、今回3種類の新しいタイヤを持ち込んでいます。ソフト、ミディアムは新世代、新テクノロジーを採用、2024年に登場予定のものです。もう1種類は2025年の新しいタイヤとなり、新しいケーシング、新プロファイルを採用。気温による空気圧の変化を抑えたものになります。」
「各マーカーのテストライダーはすべて試しており評価が高いものです。ですから今日の終わりにファクトリーライダー達がどのようなコメントをするか楽しみですね。空気圧は1.7barを予定していて、ご存知のようにかなり低いものです。大きなタイヤでタイヤの高さが高く、幅も広いものになります。空気圧、温度の安定性が向上しており、コンタクトパッチが増えています。これによってブレーキング、コーナーエントリーにおける安定感が高まっています。」
(Photo courtesy of michelin)