トプラック・ラズガットリオグル(ROKiT BMWモトラッド・ワールドSBKチーム)は、エストリル・サーキットの混合コンディションを制し、MOTUL FIMスーパーバイク世界選手権で18回目のポールポジションを獲得した。トプラック・ラズガットリオグルはダニーロ・ペトルッチ(バルニ・スパーク・レーシングチーム)に0.1秒未満の差でポールを争い、6度のチャンピオンであるジョナサン・レイ(パタ・プロメテオン・ヤマハ)が3位に入った。

朝の雨でトラックはウェットな状態だったが、アンドレア・イアンノーネ(チーム・ゴーイレブン)とトプラック・ラズガットリオグル(ROKiT BMWモトラッド・ワールドSBKチーム)を除く全ライダーがすぐにコースイン。2人は数分待ってからトラック入りし、ジョナサン・レイ(パタ・プロメテオン・ヤマハ)が最初のラップで1分52秒299を記録し、アクセル・バッサーニ(カワサキ・レーシング・チーム)に0.5秒差をつけてリード。さらに、レイは3周目のアタックラップで1秒タイムを改善した。

ダニーロ・ペトルッチ(バルニ・スパーク・レーシングチーム)はレイとは異なる戦略を選び、1周目に保険のラップを刻んだ後、ピットに戻ってセッション後半に再出場。この戦略で一時的にダニーロ・ペトルッチポールポジションを獲得し、1分52秒640を記録。しかし、トプラック・ラズガットリオグルが1分52秒430でトップに立った。