MOTUL FIM スーパーバイク世界選手権(WorldSBK)のテストが火曜日にヘレス・アンヘル・ニエト・サーキットでスタートしたが、ROKiT BMW Motorrad WorldSBK Teamのトプラック・ラズガットリオグル、マイケル・ファン・デル・マークはテストに参加していない。BMWのテスト走行は1日のみで終了した。このテストについて、ROKiT BMW Motorrad WorldSBK Teamのショーン・ミューアが、レースライダー抜きでテストを実施した理由や新しいエンジンアップグレードについて語った。

トプラック・ラズガットリオグルとファン・デル・マーク不在の理由

ラズガットリオグルとファン・デル・マークはスペインラウンド終了後、帰国し、テストではBMWのテストライダーであるシルヴァン・ギュントーリとマルクス・ライターバーガーが走行を担当した。今回のテストでは特に2025年型エンジンのアップグレードに焦点を当て、チームは次週のアラゴンに向けた準備として走行距離を稼ぐことに専念した。

ショーン・ミューア

「ここで1日のテストを行い、シルヴァンとマルクスがマイケルとトプラックの代わりに走りました。新しい2025年型エンジンのアップグレードをテストし、次週のアラゴンに向けて十分な走行距離を稼ぎたかったことが理由です。アラゴンではさらに新しいパーツを使う予定ですが、今日はエンジンの準備がメインでした。」

「テストチームで使ってきたものと基本的には同じですが、今回のフィードバックをもとに、ライダーたちがクルーチーフやエンジニアと連携していく予定です。エンジニアたちはテストチームでの経験が少ないので、新しいセッティングやトルクマップに慣れる必要があります。今日の目的は、エンジンに走行距離を稼がせ、次週のアラゴンに持ち込むことです。」

アラゴンでのテスト計画

「レギュラーライダーの1人は元気をチャージして戻ってくるはずです。スペインラウンドの素晴らしい週末から少し休息をとる時間がありました。バイクは今日でエンジンのアップグレードが施され、ほぼ完成しています。アラゴンでは新しい素材やエアロダイナミクスのテストも行います。エンジニアたちはアプリケーション担当と協力し、新しいエンジンの特性をしっかりと調整していく予定です。特にエンジンブレーキのフィーリングについて、マイケルとトプラクの要望を満たすことが重要なポイントです。」

(Photo courtesy of BMW)