トプラック・ラズガットリオグルは、FIMスーパーバイク世界選手権(WorldSBK)の歴史において、13連勝という驚異的な記録を達成した最初のライダーとなった。
トプラック・ラズガットリオグルはポルトガル戦で全てのレースでポールポジションからスタートして勝利を収め、これで4回連続のハットトリックを達成。ラズガットリオグルは、ライダーズチャンピオンシップでのリードを92ポイントに拡大ており、今シーズンこれまでに開催された21レースのうち、彼は15勝を挙げ、さらに3度の表彰台にも立っている。
スヴェン・ブルシュ(BMW Motorrad Motorsport責任者)
「本当に言葉を失うほどです。トプラック・ラズガットリオグルとチームが共に成し遂げたことは信じられないことです。13連勝という記録で、彼は自身とチーム、そしてBMW Motorrad Motorsportに歴史を刻みました。最後のレースでウィングを失い、空力が減少してもなお、次の勝利を目指して戦う彼の決意は明白でした。」
「この成果を可能にしたROKiT BMW Motorrad WorldSBKチームとBMW Motorrad Motorsportの全ての皆さんに大きな感謝を捧げます。また、ミッキーとギャレットがポルティマオでフロントで戦っているのを見て、他のライダーたちの成長も非常に喜ばしいことです。この勢いをマニクールに持ち越したいと思います。素晴らしいチームワークでした。これからは、次戦のレースでも4人全員でブランドを強力に代表することを目指します。」
トプラック・ラズガットリオグル(ROKiT BMW Motorrad WorldSBKチーム)
「13連勝と新記録にとても満足しています。これでWorldSBKでの勝利数も54になり、これは素晴らしい数字ですよね。自分にとっては信じられない週末でした。ただ、最後のレースは少し難しかったです。風が非常に強く、バイクの操作が容易ではありませんでした。」
「Ducati勢が迫ってくるのを見て、戦う準備ができていると言い聞かせていました。最初の2、3セクターでは悪くなかったのですが、最後のセクターでかなり遅れを取りました。しかし、本当に嬉しいです。今は、マニクールで何が達成できるかを見守りたいと思います。チャンピオンシップポイントは見ていません。目前の勝利に集中しています。この連勝が止まったら、その時にチャンピオンシップについて考え始めようと思います。」
(Photo courtesy of BMW)