ホンダHRCのシャビ・ヴィエルへが、右足の立方骨に複数の骨折を負い、スペイン・バルセロナで手術を受け、無事成功した。このケガは、チェコ・ラウンドのレース2(開催地:モスト・オートドロム)の第1コーナーで発生した多重クラッシュに巻き込まれた際に負ったもので、ヴィエルへに過失はなかった。
現地サーキットでの初期診断の後、ヴィエルへはすぐにスペインへ戻り、バルセロナのデセウス大学病院でシャビエル・ミル医師の診察を受けた。詳細な検査の結果、骨の安定化には手術が必要と判断された。手術では骨を固定するために4本のスクリューを挿入する処置が行われ、無事に完了した。

ヴィエルへはすでに回復への意欲を見せており、即座にリハビリプログラムへと取り組み始めている。治療計画には理学療法に加え、高気圧酸素療法のセッションも含まれており、回復のスピードアップを図っている。彼の目標は、6月13日~15日にミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで開催される「ピレリ・エミリア・ロマーニャ・ラウンド」での復帰だ。
ホンダHRCは、シャビ・ヴィエルへの回復状況について、今後も最新情報を随時発信していく。