
スーパーバイク世界選手権第2戦ポルトガルラウンドのレース1がポルティマオで行われ、ホンダHRCは厳しい状況の中で開発とデータ収集に重点を置いた一戦となった。ソムキアット・チャントラは18位、テストライダーのジョナサン・レイは19位でフィニッシュした。フリー走行3回目では両ライダーとも週末ベストタイムを更新し、その流れでスーパーポールに臨んだ。レイは予選用タイヤで1分40秒298を記録し18番手、チャントラは1分40秒325で僅差の19番手となった。
決勝レースはドライコンディションで行われた。WorldSBKデビュー戦となったチャントラは序盤のターン5でミスを犯し最後尾まで後退。しかしその後はリズムを取り戻し、ポイント圏内に迫る走りで16番手まで浮上した。終盤にタイヤのグリップ低下に苦しみ最終的に18位でフィニッシュした。レイは好スタートを決めて1周目終了時点で13番手までポジションを上げたが、レースが進むにつれて後退。開発作業を優先しながら走行を続け、19位でチェッカーを受けた。
ソムキアット・チャントラ
「レースに戻り、WorldSBKデビューを果たせたことを嬉しく思います。結果はチームの目標には遠いものですが、状況を考えれば前向きな要素もあります。序盤のターン5でミスをして大きくポジションを落としましたが、集中を切らさず挽回に努めました。その過程でタイヤを使いすぎ、終盤はグリップが落ちましたが、それでも大半の周回で安定したペースを維持できたことには満足しています。セットアップについては良い仕事ができていて、旋回性も良くベースはすでに悪くありません。もちろんまだ改善は必要で、電子制御の調整も含めて取り組んでいきますし、自分自身も久々のレースでバイクとのフィーリングと自信を取り戻していく段階です。明日はスーパーポールレースとレース2があるので、集中を保って一歩ずつ前進していきます。必ず改善できると確信しています」
ジョナサン・レイ
「今週末は走行時間が限られ、短いランやクラッシュもあって理想的な準備ができていませんでした。そのためレースではセットアップで新しい方向性を試しました。レースに最適とは言えなかったかもしれませんが、現状ではマシン開発の方向性を見つけることが最優先です。ポジティブな点もあればネガティブな点もありました。スタートは良く序盤は良いポジションで走れていましたが、フィジカル的に厳しく中盤以降は苦戦しました。プレシーズンを走れておらず、まだレースフィットの状態ではないため、レースは大きな負荷でした。それでも1レースを走り切り、20周分のデータを得ることができました。このデータを分析し、重点項目を中心に改善を図り、次のレースで前進したいと考えています」
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近DucatiモンスターS4Rに乗り換えました。