
2026年MotoGP第6戦フランスGPのTISSOTスプリントで、ホルヘ・マルティン(アプリリア・レーシング)が圧倒的な走りを披露し今季2勝目を挙げた。一方、2025年王者マルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ・チーム)は終盤に激しいクラッシュを喫し、右足第5中足骨骨折により決勝欠場が決定した。
8番グリッドからスタートしたマルティンは驚異的な蹴り出しを見せ、ターン3でチームメイトのマルコ・ベッツェッキ、フランチェスコ・バニャイア、マルク・マルケスをアウト側から一気に攻略。わずか4コーナーでトップへ浮上した。ポールポジションのバニャイアは3番手に後退し、地元ファンの期待を背負うファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)が4番手につけた。フロントロウ中央からスタートしたマルク・マルケスはオープニングラップで3ポジションを落とし5番手まで後退した。
序盤の攻防
2周目にはペドロ・アコスタ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)がマルク・マルケスを攻略。さらに3周目のターン3ではジョアン・ミル(ホンダHRCカストロール)にも先行を許し、王者は7番手へ沈んだ。3周目にはベッツェッキがターン7でミスを犯し、バニャイアが2番手へ浮上。この時点でマルティンはすでに1秒以上のリードを築いていた。さらにアコスタがクアルタラロを抜き4番手へ浮上した。4番グリッドから苦しいスタートとなったファビオ・ディ・ジャンアントニオ(プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム)は、5周目ターン3でクラッシュ。14番手走行中にリタイアとなった。
マルク・マルケスが終盤に大クラッシュ
レース後半、マルティンは安定したペースでリードを拡大。9周目には1.3秒差、10周目には1.4秒差、さらに1.5秒差まで広げ、完全に主導権を握った。バニャイアもベッツェッキに対して1.5秒差を築き、表彰台圏内は固まりつつあった。しかし終盤、マルク・マルケスに悲劇が訪れる。残り2周のターン13でフロントを失った#93は、膝でマシンを立て直そうとしたもののリアが暴れ、そのまま激しくハイサイド転倒。マルケスは自力で立ち上がったが、右足第5中足骨骨折と診断され、日曜決勝の欠場が決定した。
マルケスはマドリードで手術を受ける予定で、もともとカタルーニャGP後に予定されていた肩の手術も前倒しされる。また、来週のカタルーニャGP欠場も正式に発表された。
表彰台とポイント獲得組
優勝したマルティンは危なげないレース運びで12ポイントを獲得。2位はバニャイア、3位には2026年ランキング首位のベッツェッキが入った。アコスタは序盤の積極的なオーバーテイクを活かし4位でフィニッシュ。クアルタラロは地元ル・マンの大観衆の前で5位を獲得した。ジョアン・ミルはクアルタラロからわずか0.2秒差の6位。小椋藍(トラックハウスMotoGPチーム)が7位、スペインGP勝者アレックス・マルケス(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)が8位、そしてルーキーのディオゴ・モレイラ(プロホンダLCR)が9位に入り、MotoGPで初のスプリントポイントを獲得した。

中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近DucatiモンスターS4Rに乗り換えました。







