ティソ・スーパーポールレース:ブレガが25勝目
ニコロ・ブレガ(Aruba.it レーシング – ドゥカティ)は、2026年のMOTUL FIM スーパーバイク世界選手権ティソ・スーパーポールレースでチームメイトのイケル・レクオナを抑えて優勝し、2026年タイトル獲得へ向けてさらに前進した。サーキット・ド・ヌヴェール・マニクールで行われた10周レースの序盤、ブレガは勝利のために激しい戦いを強いられた。また、アチェルビス・フレンチラウンドでは表彰台争いにドラマが生じた。

ブレガ対レクオナ、終盤の表彰台劇
レース1と同様に、10周レースのスタートでブレガがホールショットを奪い、レクオナはサム・ロウズの前に出た。その後、ターン5でレクオナ(#7)がブレガをかわしてレースをリードした。3周目、ブレガ(#11)は同じコーナーでレクオナをアウトブレーキングして抜き返し、首位を奪還した。翌周、レクオナはブレガに対して遅いタイミングで仕掛けたが、コースを外れてしまい、その隙にサム・ロウズが2位に浮上した。レクオナは数コーナー後に2位を取り戻したものの、ブレガはレクオナに対して1.5秒以上のリードを築き、そのままレースをコントロールして今季25勝目を挙げた。これは歴代最多記録の27勝まであと2勝に迫る数字だ。レクオナは2位でフィニッシュし、今季21回目の2位という、1シーズンにおける最多2位記録を更新した。しかしサム・ロウズは最終ラップのターン3でクラッシュしてリタイアとなり、その結果ヤリ・モンテッラ(バルニ・スパーク・レーシングチーム)が表彰台に繰り上がった。サム・ロウズ(#14)はクラッシュ後にメディカルセンターへ搬送され、レース2は10番グリッドからのスタートが予定されている。
スッラが自己タイ、ブライドウェルが巻き返し
モンテッラはもともとルーキーのアルベルト・スッラ(モトコルサ・レーシング)と4位争いを繰り広げており、スッラ(#5)はターン13でモンテッラを抜いて前に出た。スッラの4位フィニッシュは今季の自己最高位タイとなる。アレックス・ロウズ(ビモータ・バイ・カワサキ・レーシングチーム)は5位でゴール。トミー・ブライドウェル(スーパーバイク・アドヴォケイツ)はレース1での大クラッシュから立ち直り6位を獲得し、WorldSBKにおける自己最高位まであと1つに迫った。
8位をめぐるヤマハの三つ巴
ロレンツォ・バルダッサーリ(チーム・ゴーイレブン)は浮き沈みのあるレースを送った。序盤はトップ10圏外を走行していたが、そこから追い上げて7位を獲得し、レース2では3列目スタートを手にした。その後方では、8位をめぐってヤマハ勢3人による争いが繰り広げられた。レミー・ガードナー(GYTRグレスィーニ・ヤマハ WorldSBKチーム)は最終シケインでシャビ・ヴィエルへ(パタ・マクサス・ヤマハ)に対して積極的な仕掛けを見せ、8位でフィニッシュした。その動きによってヴィエルへはチームメイトのアンドレア・ロカテッリに対して脆弱な状況となったが、ロカテッリ(#55)はトップ9入りまであと0.029秒に迫りながらも届かなかった。
ティソ・スーパーポールレース トップ9リザルト
- ニコロ・ブレガ(Aruba.it レーシング – ドゥカティ)
- イケル・レクオナ(Aruba.it レーシング – ドゥカティ)+2.073秒
- ヤリ・モンテッラ(バルニ・スパーク・レーシングチーム)+5.400秒
- アルベルト・スッラ(モトコルサ・レーシング)+6.773秒
- アレックス・ロウズ(ビモータ・バイ・カワサキ・レーシングチーム)+7.325秒
- トミー・ブライドウェル(スーパーバイク・アドヴォケイツ)+10.269秒
- ロレンツォ・バルダッサーリ(チーム・ゴーイレブン)+12.775秒
- レミー・ガードナー(GYTRグレスィーニ・ヤマハ WorldSBKチーム)+14.518秒
- シャビ・ヴィエルへ(パタ・マクサス・ヤマハ)+14.891秒
ファステストラップ:ニコロ・ブレガ(ドゥカティ)— 1分34秒750(新ラップレコード)
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近DucatiモンスターS4Rに乗り換えました。