マレーシアGP プラクティス マルク・マルケスがクラッシュを経てトップタイム

マルク・マルケス、クラッシュを乗り越えてトップへ

序盤のクラッシュも、チャンピオンシップリーダーのマルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ・チーム)の勢いを止めることはできなかった。最終コーナーでのミスを挽回し、金曜午後のMotoGPプラクティスでトップタイムをマークした。弟のアレックス・マルケス(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)をわずかに上回り、終盤に好タイムを刻んだ小椋 藍(スーパーファイル・トラックハウスMotoGP)がオランダGP優勝者として3番手に入った。ホルヘ・マルティン(アプリリア・レーシング)はわずか3周でプラクティスを切り上げ、明日のFP2に再び挑む。

マルティン離脱、マルク・マルケスもクラッシュ

セッションが3分の1に達する前に、チャンピオンシップ上位2名がそれぞれ注目を集めた。マルティンは3周でその日の走行を終え、プラクティス残り時間は走らないという判断が下された。ただし、スプリント土曜日の状態を確認するため、翌朝のFP2には出走する予定だ。週末の残りのセッションに参加する場合、2024年世界チャンピオンはQ1からのスタートとなる。その後、ターン15でマルク・マルケスがフロントから転倒し、グラベルを滑走したが、すぐに自力で立ち上がった。

セッション後半:マルク・マルケスが首位を奪取

セッション後半に入ると、ディ・ジャンナントーニオがアレックス・マルケスとヨハン・ザルコ(カストロール・ホンダLCR)を従えてトップに立った。最速ラップタイムはいずれも序盤40分ほどのロングランで記録されていた。転倒後にコースへ戻ったマルク・マルケスは、残り15分強の時点で暫定8番手につけていた。しかしその後、チャンピオンシップリーダーは1分57秒000を叩き出し、2番手に約0.4秒差をつけてトップに躍り出た。

終盤の順位変動:小椋 藍がトップ3入り、ザルコとバニャイアが転倒

残り10分強の時点でトップ10に大きな変動があり、アコスタ、ベッツェッキ、バスティアニーニがトップ5に入った。小椋 藍、ジョアン・ミル(ホンダHRCカストロール)、フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)もタイムを更新した。残り3分、小椋 藍がさらにタイムを縮めて3番手に浮上する一方、ターン7・8でザルコが終盤に転倒し黄旗が提示された。続いてターン1でフランチェスコ・バニャイアもフロントから転倒。この2件のクラッシュにより、両者の翌日Q1出走が確定した。

金曜トップ10:Q2進出者が決定

マルク・マルケスに並ぶ者はおらず、ディフェンディングワールドチャンピオンはマルケス兄弟によるワンツーを形成した。マルク・マルケスは1ラップのパフォーマンスだけでなくレースペースでも高い水準を示した。終盤に小椋 藍が3番手、アコスタが4番手、ディ・ジャンナントーニオが5番手に続いた。ベッツェッキは安定した走りで6番手のQ2進出枠を確保し、レッドブルKTMテック3のエネア・バスティアニーニとマーベリック・ビニャーレスが好走を見せた。KTMが3台同時にQ2へ直接進出するのは昨年のハンガリー以来となる。フランコ・モルビデッリ(ペルタミナ・エンデューロVR46レーシングチーム)が9番手、復帰戦のジョアン・ミルが10番手でフィニッシュした。

Q1降格組:バニャイアが目立つ存在に、マルティンはFP2でコースへ

終盤のクラッシュが響いたザルコはQ2進出を0.187秒差で逃し、12番手のフランチェスコ・バニャイアとはわずか0.002秒差だった。ディオゴ・モレイラ(プロ・ホンダLCR)はターン15でフロントの大きな滑りをこらえたものの、タイム更新はならずQ1に回ることとなった。ヤマハ勢最上位はアレックス・リンス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)で14番手だった。3周で走行を切り上げたマルティンはQ1スタートとなり、土曜日に競争力を発揮できることを期待している。