元々カタールと相性の良いDucatiではありますが、ドヴィツィオーゾ選手は昨年よりも楽に速く走れると語り、レースに向けての仕上がりが順調であることが伺えます。ある程度レースに向けての準備も出来ているということで、開幕戦から優勝争いが期待出来そうです。

カタールテスト3日目3位 アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「カタールで今回のテストを終えて競争力があることを確認出来ました。昨年よりも明らかに速いですし良い作業が出来ています。自分自身が速い事はわかっていましたが、多くのライダー達が昨日よりもペース、ラップタイムの面で速かったですね。エキサイティングで激しい戦いのレースとなるでしょう。テストの中で素晴らしいグリップがありました。いつもはレースウィークエンドでここまで良いグリップがあるということはないんです。常に1日ごとに状況が変わっていってしまいますから。これは皆にとってもそうですが、多くの物事が変わっていきますから、実際の状況がどうなるかをしっかりと見据えて行く必要があります。」

「ここで自分達が速いことはわかっていましたが、想像以上でした。どのコンディションであってもタイムが簡単に出ました。これは簡単なことではないんです。もちろん昨年よりも良くなったバイクのおかげもありましたけどね。全てのエリアで新しいコンポーネントを正しい形でテスト出来ました。フェアリングに関しては明確なアイディアがあります。少なくともこのトラックに関してはね。他のトラックに関しては新しいフェアリングを使用するかどうかの判断は難しいですね。フレームに関してはまだ未定ですが、いずれのフレームでも良いタイムで走れますので問題はありません。1種類のフレームを選んで、もう1種類はさらに評価を続けたいと思います。」

「この3日間の作業には満足しています。予定していたテストが全て出来ましたし、レースに向けての準備も出来ています。カタールでもコンディションは大きく変わりますし、数週間後のレースではここでテストを行った3日間からまた大きく変化するでしょうしね。今回のテストではトラックにはかなりのグリップがありました。これはロサイルではあまり無いことです。様々なシミュレーションを行いましたが、良いタイムで走行出来ましたしコンスタントでした。自分達のパフォーマンスには満足です。」

(Photo courtesy of Ducati)

<Ducati プレスリリース>