今年のレースはテック3にとってはヤマハのバイクで走る最後のシーズンとなります。つまり各ラウンドごとにチーム代表のエルヴェ・ポンシャラルとしては、各国のヤマハ関係者、ファンとのお別れのレースとなります。

エルヴェ・ポンシャラル

「もちろんテルマス・デ・リオ・オンドは最高に良い気分、暖かい気持ちで後にすることが出来ました。気温、そしてトラックコンディションは厳しいものでしたが、チームとライダー達は素晴らしい仕事をしてくれたと感じます。ヨハンは常にトップ争いをして最終的に2位で完走しました。これは彼にとっては2018年の初表彰台です。彼は素晴らしいレースを展開し、皆を素晴らしい気持ちにさせてくれました。ハフィズも数多くの経験豊富で速いライダー達を後方に従えて、2戦連続で完走、ポイントを獲得するという素晴らしい走行をしてくれました。」

「その後数日間の休息を取り、この素晴らしいレースから通常の気持ちに切り替えてテキサスのオースティンに向かいます。ここは本当に美しいトラックですが、同時にテクニカルで、チャンピオンシップの中で最もタフなサーキットの1つでしょう。昨年はヨハンが素晴らしいレースをし、クラッチローとの激しいバトルがありました。M1が得意とするサーキットでなないことは理解していますが、現時点ではバイク、ライダー、そしてチームが素晴らしい形で機能していますから、トップ争いが出来ることは間違いないでしょう。」

「天候は実に安定しているようですが、土曜は少し崩れるかもしれません。いずれにせよ、バイクのセットアップのための十分な時間があるということで、これが重要になります。ヤマハも常にアメリカでは素晴らしいサポートをしてくれていますし、我々はヤマハファミリーの一員です。アメリカでは数多くの友人や人々が機材の輸送、チームの組織面で助けてくれるんです。今回のレースも、こうした全ての人達のために最高の結果を届けたいと思います。そのための準備は出来ていますし、テキサスとオースティンを愛しています。」

「ハフィズにとっては今回もMotoGPバイクでコースを再発見するタフなレースになるでしょう。ただ、彼は大いなる情熱とアドレナリンを持っており、彼がアルゼンチン同様のポジションでレースが出来るだろうと、私に確信させてくれます。アメリカのMotoGPファン、そして常に最高のパートナーであるヤマハUSAの皆さんを笑顔にする準備は万端です。」

(Source: Tech3)

(Photo courtesy of michelin, tech3)