ウインターテストを全て制した後に、カタールでポールポジション獲得。そしてそのままポールtoウィンを獲得したビニャーレス選手。序盤は明らかにペースを抑えている感じの走りでしたが、後半になってペースを上げ、最後はドヴィツィオーゾ選手とのデッドヒートを制してヤマハ移籍後初勝利を飾りました。
(Photo courtesy of michelin)
Q
「ウインターテストでも最速で、ポールポジションを獲得、今日はヤマハのデビュー戦で優勝となりました。ホッとしたのではないですか?」
マーヴェリック・ビニャーレス
「最高ですね。結果と同じように強い走りが出来た実感があります。素晴らしい仕事が出来ました。週末も全てのテストで素晴らしい走行が出来ましたし、FP1では既に良いフィーリングでした。スタートは大変でした。雨も降ってどうなるかわからない中で混乱した中でのスタートとなりました。ペースを作ることも難しかったですし、トラックも滑りやすかったです。落ち着いて走りたいと思っていたんです。ですからプッシュするのはレースの最後の最後にしたんですよ。フロントではかなり転倒がありましたから、適切な時にプッシュが出来たと思います。ようやく勝利を獲得出来ましたね。」
(Photo courtesy of michelin)
Q
「アンドレア・ドヴィツィオーゾとヴァレンティーノ・ロッシを従えてフィニッシュラインを通過時の気持ちを教えてくれますか?」
マーヴェリック・ビニャーレス
「もう最高ですね。これはヤマハで最初の勝利以上の喜びを感じます。全てのテストをリードしたのもあって、お前なら出来るという周囲のプレッシャーが凄かったんですが、ようやく勝利を獲得出来ました。上手くプレッシャーをコントロール出来た事を嬉しく思いますし、チームも素晴らしい働きをしてくれました。電子制御も上手く働きましたし、タイヤのグリップも最後まで高かったですね。」
Q
「T3のペースが素晴らしかったですね。後ろのDucatiのアンドレアがストレートが速かったわけで、T3でのタイムが勝利の大きな鍵となったと思いますが。」
マーヴェリック・ビニャーレス
「アンドレアはソフトタイヤ(リア)を選択していたので、常に加速は自分より良かったので、セクター3のタイムは非常に大きな意味がありました。彼はタイヤを無駄に使わなかったので本当に難しかったんですが、セクター3ではレースウィークを通じて良いタイムだったのが良かったですね。最終ラップでセクター3で最速タイムを記録して勝利することが出来ました。本当に嬉しいです。」
Q
「次はすぐにアルゼンチンラウンドですが、ヤマハで完璧なスタートの後にどのような思いで向かうのでしょうか?」
マーヴェリック・ビニャーレス
「良いレースになることを願っています。スタートが上手くいっても危うく転倒するところでしたからね。ザルコが来た時に、危うくぶつかりそうになって慌ててバイクを起こしたところマルケス、ドヴィツィオーゾに抜かれてしまったんです。序盤の数週は混乱した状況でしたね。ただその後に集中が出来たんです。こういう形でレースを続けていきたいですね。そしてこの集中を維持したいと思います。」