ちょっと面白い人のインタビューがありましたのでご紹介。MotoGPで2014年から仕事をしているエイミー・ダーガンは、チャーミングな笑顔と的確な質問、しっかりとしたレポーティング、聞き取りやすいクリアな声、滑舌の良さなどで人気のMotoGPの女性リポーターです。彼女がそのキャリア、仕事感について語っています。
エイミー・ダーガン
「私のバイクへの情熱は、友人の父に影響されたのがきっかけです。彼はノッティンガムにガレージを持っていて、本当に打ち込んでいたんです。彼は2台ホンダを持っていて、ワールドスーパーバイク、MotoGP、BSBなどを観戦していました。あれが私とバイクの最初の出会いですね。私はバイク、モータースポーツに関する仕事がしたくて、とにかく何か関連する仕事をしようと思ったんです。結果的に私は素晴らしい人々に会い、それが私が世界の中でどのような役割を担うかということに関しての最高のチャンスだったんです。」
「スージー・ペリー(有名女性モータースポーツリポーター)は私の憧れでした。若いころ彼女のことが大好きでした。彼女は自分が話していることをしっかりと理解しているし、彼女自身そういう人なんです。最初にもらった仕事は、もともとグリッドガールをしていたモンスターエナジーからのものでした。彼らにとってのメインシリーズはワールドモトクロスチャンピオンシップで、私はモンスターガールをやっていたんですが、リポートを担当していた女性がアメリカに移動となり、彼らは開幕まであと1ヶ月というところで、新たにリポーターを見つける必要があったんです。私はブロードキャストジャーナリズムの学位を持っていて、その道に進みたかったんです。私は選手権ことも選手のことも知っていましたし、それで全てが周りだしたんです。」
「昨年はSpeedwayとMotoGPの仕事をしていましたが、とても多忙なスケジュールでした。ただ、今年は完全にMotoGPに専念していられるので、リラックスしたスケジュールですね。SpeedwayではFoxSportsのためのリポート、ドルナのためのリポートをしていて、セッション後ライダーへのインタビュー、撮影、レース前にはレースの結果予想などをしていました。」
「重要だと思っているのは出来る限りライダー達に共感することです。彼らの立場で考えてみることです。共感を示し共に祝ったりしていると、同じ目線で考えることが出来るようになります。彼らも自分達リポーターは彼らを騙したりするのでなく、彼らから情報が欲しいということは理解していますから。ただ、あなたが彼らに意図したことを言わせようとしているとしたら、彼らと良い関係は築けないでしょうね。」
「私の目標だったのは、バレンティーノ・ロッシが引退する前にMotoGPの仕事をすることでした。もし彼が引退する前にインタビュー出来なかったら、随分後悔したでしょうね。今まではマーク・ウェバーにも彼がMotoGPを観戦に来たときにインタビューしていますね。F1を見ていて、彼はずっと好きだった人物なんです。彼は素晴らしい人柄ですし、バイクも好きなんです。」
「私自身が引退するまでMotoGPで働くことが出来たら、本当に嬉しいです。だってこのスポーツを愛しているんです。今や私の一部であるように感じています。その他に冬季オリンピックなども担当してみたいですね。スポーツというのは、私にとって人生の中の素晴らしい一部なんです。誰かの勝利を祝うのが好きですし、その時に彼らの生身の感情が見えるのが好きなんです。基本的にはスポーツ全般が大好きなんですよね。」
「この仕事につけたきっかけは、とにかくその場に行って、そのスポーツの周辺で仕事をしていたということでしょう。当然どういった分野の仕事がしたいという明確なアイディアがあったほうが良いです。マーケティング、データ分析、エンジニア、ホスピタリティースタッフなど本当に沢山の仕事がありますし、モータースポーツというのは本当に大きな産業で沢山の機会があるんです。」
(Source: femalesinmotorsport)
(Photo courtesy of michelin)