チーム内の内紛が続いているMarc VDSですが、今週末のフランスGPにチーム代表のミハエル・バルトレミーは参加する方向で、一刻も早い疑惑の解消を望んでいるとのこと。このゴタゴタが終われば、スズキ、もしくはヤマハと言われているサテライトチームとしての交渉も前に進むでしょう。

ミハエル・バルトレミー

「チームの会計上の不正を行ったという疑惑がヘレスGPの中で私に対して発生しました。これは私にマーク・ファン・デル・ストラテン氏側が直接指摘してきたのではなく、プレス経由での指摘でした。チーム代表としての私に対してこうした疑惑を持たれたということで、私はこれに対して真っ向から反論しました。」

「この疑惑が出来るだけすみやかに晴れるよう、証拠が未だ見つからぬ会計不正疑惑に対して、私は法的な代理人を通じて証拠の提出をファン・デル・ストラテン氏側に求めています。ファン・デル・ストラテン氏と彼の法務チームから、証拠と言われるものが出てこないことを願っています。彼らからは、ジャーナリスト達がファン・デル・ストラテン氏側の主張を歪曲して報道したと伝えてきています。」

「また、契約の破棄は行われていないことをファン・デル・ストラテン氏と彼の法務チームが確認していることをはっきりと言っておきます。彼らの側からも私がMarc VDS Racing Teamのチーム代表をクビになったという話は聞いていませんから。私の側から、この事態の解決方法については案をいくつか提示しています。しかし、ファン・デル・ストラテン氏側からはいかなる解決策も提示されていません。スイスのジュネーブにおいて、5月14日にミーティングをしたいという要請をもらっていますが、私はこれに参加することにしていました。しかし5月11日の18:30にこのミーティングは一方的にキャンセルされ、その理由の説明もリスケジュールの案内ももらっていません。」

「こうしたアクションは1つの意味でしか捉えることが出来ません。つまり、こうした疑惑はもはや議題ではなくなったということです。そのため、私は今週末ル・マンで開催されるフランスGPにチーム代表として参加します。これが私のチームに対する解答です。また今回の出来事に関しては、パドックの中、外の両方で、根拠の無い疑惑をかけられた私をサポートしてくれた多くの方々に感謝を捧げます。また、こうした根拠のない疑惑により、何よりも苦しんだ私の家族にも感謝を捧げたいと思います。」

(Source: marcvds.com)

(Photo courtesy of marcvds.com)

(Special Thanks @TominagaAkira