今年はバイクのことが良くわかっているし、必要なのは必要なタイミングでM1の性能を引き出すことだとザルコは語ります。ホームGPでのMotoGPクラス初優勝、そしてバックフリップに期待が高まります。
ヨハン・ザルコ
「確かにいつもよりも大きなモチベーションを感じますし、こうしてチャンピオンシップ2位でいるというのは素晴らしい状況です。それに優勝も常に望んで前に進んでいます。昨年はル・マンは自分にとって良いサーキットとなりましたし、ヤマハがこのサーキットで非常に良い形で機能するということがわかりました。自分達のバイクは昨年のバイクと非常に似ていますから、今年も同様に良い形で機能するはずです。必要なのはM1の性能を正しいタイミングで正しい形で引き出してやるよう、完璧に操縦することだけです。今年は自分もバイクのことが良くわかっていますし、ヘレスGPの後に行ったテストによってセットアップに関して色々と試す事が出来ました。その中でさらにバイクの操縦が快適に感じるようになりましたし、それが今回競争力を発揮するのに役立てばと思っています。」
「このポジションは自分が想像していたよりも良いポジションです。ただライダーとしては当然タイトル争いをいつかしたいという想いはあります。今シーズンはこういう結果であるというのは良い意味で驚きです。過去2戦にマルクは自分達他のライダー達よりも高いレベルにいました。ただ、バイクの上で感じている良い感触から言えるのは、彼はそこまで遠いところにいるわけではないということです。ですから彼に追いつける事を願っていますし、今回も優勝を狙っていきます。明日また全てが良い方向に動くかどうかではありますが、ファン、そして素晴らしい天候もありますし、日曜まで優勝を狙うという気持ちで作業をしていきます。」
「最も難しいコーナーは恐らくターン1でしょうね。あそこでブレーキングしてからのシケイン進入は難しいと思います。トラックで最もスピードが出ますし、ル・マンでは気温がそこまで高くないことが多いので高速であのコーナーに進入してブレーキングをすると、少し遅いかなと思って進入スピードを上げていくと転倒してしまうんです。あのコーナーは落ち着いてアプローチするのが難しいコーナーですね。」
(Photo courtesy of michelin)