確定的な情報ではありませんが、as.comが伝えるところによると、ホアン・ミルは既にスズキとの2年契約を交わしたとのこと。これが事実だとすると、現在Ducatiで苦戦するホルへ・ロレンソがDucatiに残るには、かなり低くなるとされる契約金額を飲む必要があり、さらにレースの結果次第によってはミラー、ペトルッチにそのシートを奪われる可能性が出てきます。

ホアン・ミルは既にスズキで2019年にMotoGPクラスに参戦することを選択したようだ。ミルにとってMoto2での時間は非常に短かったということになる。Moto3チャンピオンのミルはMoto2ではまだ5戦しか消化しておらず、今のところフランスGPでの3位がベストリザルトだ。しかしミルは多くのファクトリーチームの注目を集め、ホンダ、Ducati、KTMなどがミルと契約交渉を行ったが、スズキほどミルに関心を寄せたチームはなかったようだ。この中でミルはスズキを選択。2019年から2年間アレックス・リンスのチームメイトとなる。

スズキはミルをリンスのチームメイトとして選択したことで、グリッド上で最も若い2人によるチームが完成する。ミルは現在20歳で9月に21歳になる。リンスは現在22歳で、今年アルゼンチンで3位を獲得し、9月に23歳となる。スズキはこれでスペインの至宝と言えるライダーを手に入れたことになり、ミルはビニャーレスと同様にMoto2で1シーズンのみを過ごしMotoGPにステップアップすることになる。


現在リンスのチームメイトのアンドレア・イアンノーネは、アレイシ・エスパルガロのチームメイトとしてアプリリアへの移籍が噂されている。ホルへ・ロレンソもスズキとの交渉を行っていたが、もしもDucatiに残る場合は、かなり低い契約金額を受け入れざるを得ないだろうし、ドヴィツィオーゾのチームメイトとなるにはペトルッチにレースで勝たねばならない。ホンダに関してはミルとの契約の機会を逃したことで、ペドロサとの契約を更新するものとみられる。

(Source: as.com)

(Photo courtesy of Marc VDS)