NTS RW RACING GPのホームグランプリ、2018年第8戦オランダGPの決勝レースで、スティーヴン・オデンダールが今回もトップ20フィニッシュを達成。チームメイトのジョー・ロバーツは1ポジション後方の21位でしたが、ともにしっかりと存在感を発揮しました。

オランダ北部のTTサーキット・アッセンで開催されいている今回の大会は、同国に本拠を置くNTS RW RACING GPにとってシーズン全19戦のなかでも最も重要な一戦です。今回のレースウィークには多くのスポンサーやゲストが観戦に訪れましたが、NTS陣営の両ライダーは日曜の決勝レースで皆の期待に背かないアツい走りを披露し、チーム側の心のこもった篤いもてなしとも相俟って、皆は充ち足りた面持ちで家路に就きました。

全24周の決勝レースで、オデンダールとロバーツの両選手は最後まで全力を絞って戦いぬき、会場に詰めかけた大観衆をおおいに沸かせました。オデンダールは4戦連続でトップ20フィニッシュを達成、ロバーツは決勝レースで自信に充ちたライディングを取り戻し、今後の戦いに向けて有意義なレースになりました。

第9戦ドイツGPは、7月13日(金)午前にフリープラクティス1回目が始まります。

スティーヴン・オデンダール

(決勝20位完走)

「僕たちの持ちタイムはまずまずのレベルだったので、今日のレースではもっといい結果を狙えると正直なところ思っていたんだ。1分39秒台で走れていたけれども、もう少しいいタイムの39秒台前半で周回したかった。レースのスタートはまずまずだった。しかし、序盤にグループから引き離されてしまった。諦めずに全力で走り続けて、最後はチームメイトとトップ20圏内を争うバトルになった。もっといい結果を目指していたので、チームには申し訳ない思いだ。手の舟状骨を骨折していることも、レース後半の走りに影響してしまった。次のザクセンリンクでは、もっと上位を目指してがんばるよ。」

ジョー・ロバーツ

(決勝21位完走)

「21位という結果は上位リザルトではないし、けっして望ましいものではないけれども、ウィークを通して僕よりも速さを発揮していたチームメイトにレースで追いつくことができたので、その意味では良かったと思っている。安定したラップタイムを刻めて、自信を取り戻すことができた。今朝のウォームアップでは、セットアップに微調整を施して、それがいい方向に行ったんだ。バイクの面でも自分の気持ちの面でも前進をできた。次のレースは好きなコースだから、ポイント獲得を狙って全力で走るよ。」

ヤルノ・ヤンセン(チームマネージャー)

「今回のレースウィークは、両選手ともやや厳しい走り出しになった感は否めません。スタートで少しでもつまずいてしまうと、レベルの高いMoto2でトップ15を目指すのはなかなか難しい作業になります。とはいえ、これもライダーの成長やバイク開発を進めるうえで、貴重な経験であることはまちがいありません。今日のレースは我々にとって厳しい戦いでしたが、たくさんのスポンサーやゲストの皆様の前で、スティーヴンとジョーは全力を尽くして戦ってくれました。今回は、我々チームとNTSプロジェクトにとって、とても有意義なウィークでした。次戦のザクセンリンクでも、我々はさらに上位を目指して戦い続けます。」

(Photo courtesy of NTS)

<NTS プレスリリース>