ミシュランは今日のMotul TTアッセンにおいて、世界トップのライダー達が展開した素晴らしいレースの中でミシュランのタイヤが使用され、マルク・マルケスが勝利を収めるのを見届けました。ほぼ完璧な天候の週末の中、ライダー達はその豊かなモーターサイクルレーシングの歴史の中で”カテドラル”として知られる4,542mのオランダのサーキットにおいて、MICHELIN Power Slickタイヤの異なるコンパウンドをすべて使用する事が可能でした。

レース開始前には多くのチームが最適なタイヤを使用するために目まぐるしくタイヤを変更。練習走行の中ではすべてのオプションが使用可能ということが明らかとなっていましたので、最後の最後でのこうしたタイヤ変更は、当然想定出来たものでした。

ポールポジションを獲得したマルク・マルケスがホールショットを奪いますが、ここまで2連勝を達成しているホルへ・ロレンソに1周目に抜かれます。その後は4種類の異なるMICHELIN Power Slickを装着した4つの異なるメーカー、6台の異なるバイクが、26周のレースの中で今までのレースの歴史において最も激しく熱いバトルを展開しました。

今回ミシュランのタイヤは、トラック全体に吹き荒れた強い風にもかかわらず、日曜の午後にライダー達に限界までプッシュするだけの自信を与えました。マルケス、ロレンソ、ドヴィツィオーゾ、ビニャーレス、リンス、ロッシが代わる代わるトップに立ちレースをリードしました。今日アッセンに集まったのは105,000人の観客で、彼らはMICHELIN Power Slickタイヤが発生する素晴らしいグリップに助けられたライダー達の素晴らしいバトルを楽しみ、レースは残り2周でマルケスが抜け出して勝利をおさめるまでスリリングな展開となりました。

2位にはリンス、3位にビニャーレスが続き、ビニャーレスはレースにおけるファステストを記録しています。ドヴィツィオーゾが4位、ロッシが5位、その後ろには6位クラッチローが続き、独立チーム1位という栄誉を手にしました。7位はロレンソが獲得し、8位はヨハン・ザルコとなりました。アルヴァロ・バウティスタは9位で、これでDucatiで3度目の9位を獲得。そしてジャック・ミラーが10位でレースを終えています。

今回ミシュランのタイヤは高速の接近戦のレースを生み出し、ここまでトップ15が接近していたレースは歴史上始めてでした。ポイント圏内のライダー達のタイム差は僅かに16秒であり、今シーズン最も接近していたレースはカタールの23秒でした。

この後ミシュランとMotoGPパドックはオランダとドイツの国境をまたぎザクセンリンクへと向かいます。この東ドイツにあるサーキットでは、7月15日にMotoGP第9戦が開催されます。

マルク・マルケス

「今日は本当に難しいレースでした。皆がタイヤをマネジメントしようとしていて風が物凄く強かったんです。ただこうした要因が今シーズン最高のレースを生み出したんでしょう。今回は最高のバトルが出来ましたし、自分にとってはソフトタイヤを初めて使用したレースとなりました。ですからどうやってタイヤをマネジメントをするかを理解する必要がありましたし、自分もすべてを尽くしタイヤもそれに応えてくれました。バイクのフィーリングは良く、自分のパッケージ、タイヤも素晴らしく、この素晴らしい選手権で戦える事が本当に嬉しいです。皆が今日のレースを最高に楽しんだと思います。」

ミシュラン・モータースポーツ 2 輪マネージャー:ピエロ・タラマッソ

「本当に素晴らしいレースでした!ミシュランがこのレースに関われたこと、そして選手たちがミシュランタイヤを限界までプッシュしてくれたことを嬉しく思っています。これは選手たちがミシュランのタイヤのパフォーマンスに寄せている信頼と自信を表していると言えるでしょう。週末を通じて天候は安定していましたし、これによって全てのチームがシーズの中でも最も複雑と言えるトラックに最適なセットアップで挑む事が可能となりました。これによってトップ15人の選手たちがここまで接近していたのでしょう。」

「今回もまたフロントとリアで様々な組み合わせのタイヤが使用されました。マルクとマーベリックはミディアムのフロント、ソフトのリアタイヤを使用。アレックスはフロントにミディアム、リアにハードを使用しました。レースをリードしたライダーの1人のバレンティーノもフロントミディアムにソフトリアという組み合わせでした。アンドレアはミディアムとハード、ホルへはソフトフロントにハードリアという組み合わせでした。これは再び、ミシュランが全てのライダーとチームが最高のパフォーマンスを全てのサーキットにおいて発揮出来るということを狙って、様々なタイヤを供給しているというアプローチが正しいのだということを証明してくれました。」

<ミシュラン プレスリリース>

(Photo courtesy of michelin)