イギリスGPの後に、現在KTMファクトリーライダーであるブラッドリー・スミスが将来のプランについてインタビューに答えました。現在はアプリリアのテストライダーになるのでは?とされていますが、いずれの形にしてもMotoGPマシンで走り続けたいという気持ちが大きいようです。

ブラッドリー・スミス

「2018年は2017年よりも良い形になっています。2017年の半ばはかなり苦戦しました。でも 良い形でシーズンを終えて、プレシーズンもその上にさらに積み上げる形で進んでいくことが出来ています。シーズン前半は少しアンラッキーな部分があったと思っています。タイヤ、バイクの問題などがあり、自分が本来出来るパフォーマンスを発揮出来ずにいたような気がします。ですからこの4戦、5戦はようやく良い形で走行出来ていて、バイクを上手く操れるようになってきています。チームもより作業内容に関して明確になってきています。」

「新しいバイクを作り出そうとしているところですが、これは過去2年間作業してきたものを1つのパッケージにまとめたものとなります。トップ選手達と同じレベルで走りたいと思いますし、自分達がどこを改善すべきなのかを気づかせてくれます。エンジニア達は新しいパーツのポテンシャルを信じていますし、こうしたパーツが導入されれば、バイクは100%の力を発揮出来るでしょう。」

「このプロジェクトの一員であるということは本当に大変な名誉で嬉しいことです。KTMは巨大な企業ですし、世界中で成功を収めています。そして彼らがこのプロジェクトを進めるにあたり、最初にコンタクトしてくれたわけです。何も無いところから始まって、このバイクをトップ10までに持っていくということは、本当に素晴らしいことです。KTMは自分を信じてくれたわけですから、何があろうとも自分も最終戦まで全力で仕事を続けていきたいと考えています。来年は自分はKTMのプロジェクトの一員ではなくなりますが、MotoGPではNever say Nevarと言いますから、将来的には何が起こるかわかりません。」

「まだ来年何をどうするか決まっていませんが、色々な話の中から考えていきたいと思います。どこかのメーカーのテストライダーになるという話も、まだ各メーカーがそういった発表を確定していませんから、そういう機会もあるでしょう。現時点では3つのメーカーがテストライダーの発表をしていませんからね。KTMとは話をしましたが、自分が求めているものは彼らがテストライダーに求めているものとは異なっていましたので合意には至りませんでした。いずれにしてもMotoGPパドック内に居たいと思っていますし、MotoGPバイクで走るのが自分にふさわしいレベルだと思っています。この先数週間で良いニュースを発表出来ることを願っていますよ。」

(Photo courtesy of michelin)