Ducatiは2019年モデルとしてSCRAMBLER ICONを発表しました。このモデルは電子制御パッケージのアップグレードに加え、外観上のマイナーチェンジが施されたモデルとなります。
全体のシルエットは大きく変わりませんが、燃料タンクのアルミサイドパネルは変更が可能となり、LEDヘッドライトはデイタイム・ランニングライトを装備、また内部にX字形状のモールドを持たせ、70年台のオフロードバイクがヘッドライトをガードするために貼っていたテープを模しているとのこと。またリアのテールライト、ウインカーもLEDとなります。新しくなったメーターはギアポジションと燃料計が新たに表示項目に加わりました。
エンジンはEuro4に適合した803ccの空冷エンジンで、モンスター796に採用されているものと同様のもの。ボアxストロークは88mm x 66mmで、全域でスムーズさをアップしています。シートは798mmのローシートとなり、ハンドルバーはさらにワイドに、乾燥175kgの車体と共に扱いやすさを向上させています。新しくなった油圧式クラッチはレバーがアジャスタブルとなっており、カラーリングは62イエロー/ブラックフレーム/グレーホイールのものと、アトミックタンジェリン/ブラックフレーム/グレーホイールの2種類です。
主要諸元
エンジン:Lツインデスモドローミック2バルブ空冷
排気量:803cc
ボア x ストローク:88 x 66mm
圧縮率:11:1
最大出力: 73馬力@8250 rpm/min
最大トルク:67 Nm@ 5750 rpm
エミッション:Euro 4
トランスミッション:6速
フレーム:チューブラースチールトレリス
フロントサスペンション:KYB41mm
フロントホイール:10本スポーク3.00″ x 18″
リア・サスペンション:KYBショック
リアホイール:10本スポーク5.50″ x 17″
フロントブレーキ:330mディスク/ラジアル4ピストンキャリパー/ボッシュABS標準装備
リアブレーキ:245mmディスク/1ピストンキャリパー/ボッシュABS標準装備
(Source: Ducati)
(Photo courtesy of Ducati)