ずっと暗闇の中にいたと語ったビニャーレスでしたが、遂に今シーズン初の優勝を遂げました。本人がずっと得意としてきたフィリップアイランドで遂げた勝利だけに、喜びもひとしおのようです。
マーべリック・ビニャーレス
「この気持を言い表すのは不可能です。この感情はレースをトップで終えた時にしか感じることは出来ません。今日は完璧な形でバイクをライディング出来ましたし、レースを完全に理解出来ました。今年は競争力を発揮するのが本当に難しくて、こうして勝利出来たということが本当に信じられないほどに嬉しいです。マレーシアはまた難しいレースになると思いますが、これでようやく機能するベースセットアップが見つかったと思います。チームには本当に感謝しています。彼らは本当にハードに働いてきましたからね。」
「序盤は何台ものバイクに抜かれて何が起きているのかわかりませんでした。今日は攻めるべき時に自信を持って攻めることが出来ました。オーストラリアは本当に最高ですね。コーナーの種類も素晴らしいですし、良いラインで走行することが出来ます。FP3ではユーズドタイヤで29秒台で走行出来ていたので、今回はレースをリードして逃げることが出来ると思っていました。今朝はフロントにソフト、リアにハードを履いてプッシュしてみてバイクに動きを見たんですが、バイクは本当に最高の形で機能していました。レースに関してはウォームアップよりも良い走りが出来たいましたので最高に嬉しかったです。」
「前回ここまでのフィーリングがあったのはアルゼンチンですから、いかに良いフィーリングであったかはわかるでしょう。今週はとにかくバイクで走り込みを続けていったんです。その中でどうしたら速く走れるかをラインを研究していったんです。エンジンブレーキ、低速コーナーに関しては改善が必要です。マレーシアでは3つのセクターの作りが非常に異なりますから、懸命な作業が必要です。ミディアムではコーナーをまともに曲がれなかったんですが、ソフトで15周持つことがわかってこれならいけると思ったんです。」
「ずっと暗闇の中を走ってきたので、この結果は本当に嬉しいです。日本ではなぜあんなに遅いのか全く理解出来ず、自信を失いかけていたんです。でもオーストラリアについてからは全てを忘れてライディングスタイルのことだけを考えて走りました。ここではMoto2で2連続表彰台を獲得し、今回優勝が出来たので本当に嬉しいですね。」
(Source: yamaha-racing)
(Photo courtesy of michelin)