レース1で転倒、フェアリングが無くなったバイクで順位を8位にまで上げたポル・エスパルガロ。レース2ではバレンティーノ・ロッシの転倒もあって、KTM、そして自身初のMotoGP表彰台を獲得しました。

ポル・エスパルガロ

「本当に信じられません。レース1では素晴らしいフィーリングだったんです。ウェットでは今週はずっと良い走行が出来ていて、常にトップ8付近で走行していました。レースではKTMはいつもどおり強烈なスタートを見せてくれました。今日は十分なスピードがあると思っていたので、スタートがとにかく重要だと思っていました。後ろにいると水しぶきで何も見えませんから。」

「マルクの後ろで走りながら彼がリアに問題を抱えていて、トップの選手達ほどのペースがレース全体を通じてはないとわかりました。インからアウトから抜こうとしたんですが、マルクのブレーキングは本当に強烈で、加速も強烈でした。」

「自分はなぜかセクター2で非常に良いペースだったんです。本来は速いセクターでは無理をする必要はないんですが、無理をしたことで転倒してしまいました。バイクはフェアリングがなくなってしまって、その後走っていてもストレートではフェアリングがないことでもの凄いしぶきを受けて走っていたので、どうやって順位を回復したのかわかりません。」

「その後赤旗で一旦中断となったことで、転倒してフェアリングがないバイクでここまで来たんだから、このチャンスを活かさなくてどうする?と思ったんです。

「レース2では前後新品のニュータイヤでしたが、レース1と同じくミディアムフロントを使用するべきでしたね。そのほうがブレーキングが良かったんです。その後はバレンティーノがものすごいスピードで走ってきて、彼に抜かれてしまいました。自分はその位置でレースを続けていたんですが、最後はダニにも追いつかれてしまいました。」

最終的にこうやって3位でレースを終えたことは、シーズンのアップダウンを考えても、自分、チームそして妻、全てのクルーにとっても素晴らしい結果だったと思います。

(Source: KTM)

(Photo courtesy of michelin)