2019年シーズンからテック3はKTMの一員となるわけですが、テック3のチームオーナーであるエルヴェ・ポンシャラルが今後のプロジェクトについて語ります。特に印象深いのはピット・バイラーが語った”KTMが優勝すれば、それがファクトリーでもサテライトでも関係ない”というもの。ファクトリー、サテライトの4台が全く同じ最新型のファクトリーマシンであること、カリオとペドロサという経験豊富なライダー2名が開発を助けることを考えると、2019年にKTMの戦闘力は飛躍的に上がると予想されます。

エルヴェ・ポンシャラル

「20年間ヤマハでやってきたわけなのでこうして違うユニフォームを着ているのは妙な感覚です。KTMではファクトリー、サテライトのバイク4台が全て同じスペックなんです。今はハフィズとミゲルが使っているのは2019年型で、ランディが開発を進めていたものです。フェアリングは現在18年型を使用しています。」

「12月頭には2人のために2台目の19年型が用意されます。こうして手厚いサポートをファクトリーから受けているというのは本当に嬉しいですね。多くのエンジニア、メカニック、バイクをよく理解しているテストチームが初日から来てくれています。ポルが成し遂げた表彰台がいかにファクトリーを勇気付けたかは物凄いものがあります。そして彼らの情熱とコミットメント、いかに多くの国籍の顔ぶれがここにいるのかという事もまた興味深いですね。」

「ピット・バイラーがガレージを訪れて素晴らしいスピーチをしてくれました。なぜ彼がテック3を選んだか、何を期待しているかなど。そして非常に誇らしいとも言ってくれました。そしてKTMが求めているのはとにかく優勝することで、あって、それがファクトリーであろうがサテライトであろうが関係ない。とにかく優勝が欲しいのだということを語ってくれました。」

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(Photo courtesy of michelin)