KTMのMotoGPプロジェクトを指揮するピット・バイラーは、テック3からやってきた2人ライダーのフィードバックを紹介しつつ、今後はファクトリーライダー2人にテストライダーのような仕事を押し付けない体勢が出来ると語ります。

ピット・バイラー

「今年はミカの怪我、ポルの怪我もあって難しい1年でした。MotoGPをあのレベルで操縦出来るトップライダー達は皆忙しいので、変わりのライダーを見つけるのはそう簡単ではありませんから。ヤマハから来たライダー達はバイクのエンジンパワー自体はサテライトヤマハ以上だと驚いていましたが、コーナーエントリーのフィーリングに改善の余地があると語っています。」


「2人ともスペック的には全く同じバイクですし、ブレーキをリリースした後のフィーリングに改善が必要だと言っています。ランディやブラッドリーも基本的には同じリクエストを出していました。こういった部分を改善していきたいですね。プロジェクトを開始した2年前を考えるとポル・エスパルガロはヤマハの契約でテストに参加出来ず、スミスは怪我をしていましたが、今年は2人のライダーが体調が万全の状態でテストに参加しています。」

「それにテック3の2人のライダーもいますから非常に心強いです。ダニももうすぐテストに参加出来ますし、ミカも復帰まで後少しです。素晴らしい未来が待ち受けていると思いますね。今まではファクトリーライダー達にかなりテストの内容を押し付けてしまっていましたが、これからのファクトリーの2人には、より集中出来る環境を用意出来ると思います。」

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(Source: KTM)

(Photo courtesy of michelin)