ホルへ・ロレンソとマルク・マルケスの関係性はどうなるのか?ホルへ・ロレンソはホンダ1年目から戦闘力を発揮し、RC213Vでも優勝出来るのか?これは2019年シーズンにおいて大きな論点となります。

バレンシアテスト、そしてヘレステストを終えたロレンソは、「ホンダのバイクはバレンシアテストの段階、ヘレステストの段階で既に素晴らしかった。チームの環境は信じられないほど素晴らしく、皆がプロフェッショナルで、全てが完璧だった。」と語っています。

今までファクトリーチームとはいえ、Ducatiではイタリア人気質のためか、チームの方針なのか、ロレンソが要求していたボディポジションを実現するための改良が遅々として進まず、そうしたこともあって、ロレンソはDucatiでは1年目から苦戦。2年目の中盤戦からようやく本領発揮したという印象の2年間でした。

我が強く明確な主張を持ち、ある意味で神経質なライダーであるロレンソには、当初からイタリア人チームは合わないのでは?と言われていましたが、やはり何事もカチッと進める日本企業のホンダのチームのほうが、ロレンソには合っているのかもしれません。


しかしガレージの隣には、MotoGPクラスデビュー当初からレプソルホンダで戦い、MotoGPクラス加入以前からのメンバーを引き連れて家族とも言える強固なチームで、MotoGPクラスで史上最年少となる25歳と246日で最高峰クラスのタイトルを5度獲得しているマルク・マルケスがいます。

名実ともに最強のライダーであるマルク・マルケスを同じバイクでどう負かすのか?同じ道具を使う以上、もはやタイトルを獲得出来なければ、どちらが最強であるかという言い訳の出来ない状況に、引退の可能性があった状況から飛び込んだホルへ・ロレンソ。3月10日の開幕戦までまだ時間はありますが、今シーズンも熱い戦いが期待出来るでしょう。

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(Photo courtesy of boxrepsol)